点滅する世界

日々

節目

年末年始という特別な日々が節目を生み出しているね。冷静に見るとなんてことのない日常なんだけれども、どうも心が踊っていたり忙しなく感じたりしているね。そこからくる群集心理みたいなものがなんだか日々特別感を醸し出している。それを心から楽しめるのならばそれに越したことはない。もちろん、普段以上に忙しくなったり、やることが多くなったりしてうんざりすることもあるだろう。けれどもそれが年に一度の特別な日だと見ることさえできればそれもまた一興だとやり過ごすことができる。そうして、あっという間に静かな日々に戻る事も知っているけれども、だからこそこの瞬間を楽しむことが一番なんだ。とりたてて無理したりすることもないけれども、それがやりたいと思うならやればいい。何も遠慮することもないし、理屈がどうだとか根拠がどうだとかそんなことも放っておいていい。多くの人々が行き交う街が少しだけ装いを変えた感じならば、それを満喫すればいいだけのことだ。

孤独

一人で過ごしていても、誰かと過ごしていても結局のところあなたは一人だね。騒がしい場所に身をおいたとしても、やっぱりあなたは一人だ。部屋で静かに過ごしているのも同じだね。その雰囲気を感じているのならばどちらでも同じことだ。ああ、今日は特別な日なんだと思うかどうかの違いだけのことだ。もっと言えばそれは今日でなくても明日も明後日でもそれは可能だね。そうすることであなたはいつも特別な日を過ごしていることに気づくだろう。とりたてて今日という日をどうにかしようとおもわなくても、実はこれまでずっとそうだったんだと知ることになる。すべては奇跡で、すべては必然であり偶然のように感じている。その日々があったからこそ今があるわけだからね。思い返せばいろんなことを乗り越えてきただろう。そしてこれからもおそらくは同じように乗り越えていくだろう。そしてその記憶を次に呼び起こすのはまた特別な日となるわけだ。だから孤独とは日常であり、何も恐れることはないことになるね。

こだわり

いろんなことにこだわりを持って生きてきた。その集大成があなただと思っている。けれどもそれはそう思った瞬間に生まれたものであり、今そのこだわりが生まれたばかりだと言ってもいいね。これまでそれだけをやるために頑張ってきたというのも今生まれたわけだし、これからもそうするという決意も今生まれたものだ。あなたからすれば、いやいやずっとそうだったんだと主張するだろう。けれどもそれはどうしようとも検証しようがない。近しい人がそういう人だったよ、という一言がなければあなたの思いがそこに詰まっているだけのことだ。言葉尻を捕まえてあれこれと言っているだけのことであって本質とは程遠いものだ。そんなわだかまりにがんじがらめになる必要なないし、そうなることで苦しみを感じるのも馬鹿らしいね。あなたは今うまれたばかりのあなたしかそこにいない。それもすぐに消えてなくなることを繰り返している。まるでクリスマスツリーに飾られた電球のようにね。