思い出の人生

日々

思い出づくり

人生とは思い出を作ることだと言っていい。全てはあなたの中で思い出となってやがて誰も知られることもなく消えていくわけだ。もちろん人類の記録に残るような偉業を成し遂げたなら後世まで語り継がれることもあるだろうけれども、それもあなたにとっては特にどうでも良いことだね。なぜならそれを確認することはあなたにはできないからだ。それなのに、あなたはいつも逡巡してやりたいことすら見送る毎日を過ごしている。不思議なことに、やりたいという素直な気持ちをなぜかやらない言い訳を考えている日々を過ごしている。それもこれもずっとそれをやりたいのが本音だけれども、それをやらないという理由ばかりを探して、やらなかったあなたを擁護しようとする時間にほとんどが費やされているわけだ。これではあなたの人生を過ごした時間なんてほとんどなくなってしまうのも無理はないね。

消えゆくあなた

そうやって、あなたが本音で生きる時間を削ってまで、言い訳ばかりを考えている時間にほとんどの人生を捧げてしまっては幸せなれないのは自明のことだね。あれはやっても無駄だとか、どうせ失敗するのがわかっていたからやらなかったとか、そんなことをつらつらと並べて日々が終わっていくわけだ。そこまでしてあなたが守っている何かとは一体なんだろうか。それはプライドなのか、それとも生存本能なのだろうか。もちろん生き残っていくというのが最大の生命にとってのミッションではあるけれどもそればかりで生きる時間を奪われてしまっては本末転倒だね。あなたがこの世に生まれてきたのは何も言い訳をうまく考えるだけではないはずだ。ところがそればかりを気にするあまりに本来のやりたいことをやるという機会を失っているのなら、ちょっと考え直した方がいいだろう。

天命

あなたがこの世に生まれたというのは、偶然でもあり必然でもある。生物学的に言えばほぼほぼ奇跡であることに間違いはない。というか生命がここに存在すること自体が幻のようなものだね。豊かな自然に囲まれて、その恵みを享受しつつあなたもその一員であるというのは、もはやどんな最先端の知恵や科学を持ってしても説明することはできない。それも知っているわけだけれども、それを踏まえてやらない言い訳に命を費やしているのも悪くはないかもしれない。それを楽しむ人生であればそうとも言えるね。でもそれにもし飽きたならどんどんチャレンジすればいいね。何もそれが最終的な答えではないのは明らかだからね。そのことでもしあなたが悩むことがあるのならば、そもそもその悩み自体が意味をなさないわけだ。もっと言えば悩みは人生を楽しむために存在しているのであって、それが人生を台無しにしてはならないわけだからね。いずれにせよ人生は楽しむためにある奇跡であるわけだから、そこから外れることは全て手放してもいいわけだ。もちろん悩み苦しみことを楽しんでいるのならばそれはそれでいいわけだけれどもね。