最悪は最高
何を思うか
今日もまたいろんなことがあって、それに伴う感情に振り回されてしまった1日じゃないかな。あなたがその瞬間に思うことが日々の蓄積となって、結局いい日か悪い日かを決めてしまうクセを持っている。そうやって過ごした日々が積み重なって、あなたが何をどう感じるかという習性が決まってしまうわけだ。朝起きて、満員電車に揺られて、上司にミスを指摘されて憂鬱なことばかりを溜め込んでしまうと、人生全体に暗雲が垂れ込むようになる。だから少し視点を変えて見るようにすれば、あなたの人生模様が大きく変えることができるね。その瞬間に最悪だと思うクセがあなたを不幸にさせているとすれば、それをやめるだけだ。今日も定刻通り電車が動いていることに奇跡と感謝を感じ、仕事上のミスが早めに見つかったから大きな過ちにならなかったということはどう考えても見つかってよかったことだ。そこに余計なバイアスが強ければ強いほどすべてのことが最悪だと感じているだけなんだからね。
積み重ね
そうやって、日々起こることのポジティブな部分に注目すると、少なくとも心は軽くなっていくだろう。そこにはあなたという自我がどんどん溶けていっているわけだ。そうすると何があってもネガティブになることはない。持病を持っていて今日は調子が悪いなと感じたら、それは身体が少しばかり休みなさいというサインだし、失敗したと思うことでもそのおかげで次の作戦の方針が決まったと思うだろう。想定外のことが起こったとしても、なるほどそういう部分の検討が抜けていたと知り、誤解されて叱責されたとしてもそんなふうに見えるように行動をしていたことを手がかりに修正すればいい。そうやって、日々色んなことが起きるのは、あなたにそれらを伝えるためなんだと思えば、何があっても感情的になって自分を見失うことが少なくなる。教条主義的になって、これが正解だと主張することもなく、なるほどそういう観点もあったのかと気づきに変わってアップデートのきっかけになるわけだからね。
驚き
心持ちを逆向きに変えることで、毎日は驚きの連続と変わるだろう。そうやって日々発見と気付きの連鎖を感じてそれらを積み重ねることで、あなたの人生模様はエキサイティングなものになる。なにか思いついたとしても、誰かに叱責されたり失敗してしまうことを恐れて引っ込み思案であったあなたが、とにかくやって怒られようと思えるだろう。失敗したら次の策を講じればいいだけのことだから、どんどんやりたいことをやれるようになるだろう。もちろんすべてがうまくいくとかではなく、それをやってどうなったとしてもあなたの挑戦の歴史がまた一つ刻まれるだけのことだ。それでネガティブになることはむしろ稀で、次はどうするという思いがどんどん湧き出るようになるだろう。とにかく思考で終わってしまうよりも、小さくとも行動を続けることで人生はポジティブに変わる。ならば満員電車に揺られているその時間で、できることはたくさんあることを見つけられるようになるだろう。