わたし待つわ

日々

ぐずぐずするな

目まぐるしく変わる世の中。日進月歩とかはもう古くて秒で刻々と変わり続けるから追いかけるので精一杯だね。あまりにも急ぐもんだから、何でも結論を即座に出さなきゃいけない時代。ぼやぼやしていると取り残される。どう思うの?あなたの考えは?プロセスや前置きはいいから結論はどうなの?そうやって抜き差しならない状態をいつも突きつけられてしまっているね。そうして焦って出したプランは、秒で後悔したりする。まだそこで、ぐるぐる思い悩んでいるのかと言われることがこの世で一番ダメなことだと思い込んでしまう。急いで結論をだそうとするあまり、自分でも何を言っているのかよくわからないまま、どんどん先に進んでいってしまう。もう今さらこれじゃないって言うのは、いくらなんでも無理だな、なんて少し感じながらも、大きく流れゆく事態に目を背けることすら許されないね。

立ち止まること

慌てない、慌てない、一休み、一休みって子供時代に放映されていたテレビアニメの「一休さん」が頭にこだまする。でも止まれない。止まることは悪いこと。昨日より今日、今日より明日と改善と進歩を重ねることが生きる目的。向上心のないやつはバカだ。そう思って、違和感を抱えつつもそれは甘えだと言い聞かせて世の流れを追いかける。ついてこれないやつは容赦なく置いてけぼりにされちゃうからね。でも、だからこそ今立ち止まる勇気を持たないといけないね。クヨクヨ後悔するとか、今までのことをすべて否定するわけじゃなくて、慌てて結論を出せっていう脅迫から一旦離れた方がいい。みんなが結論を急いでいる。答えを出さないといけないっていう今の世の中を、勇気を出して一度立ち止まってみる。すると、いろんなことに気がつかされるよ。

止まったら見えること

進むにはいろんな要素がある。何を、いつまでに、どのくらい進むのか、なんてよく言われることだね。具体的には、まず方向を決めなきゃいけない。そして方向が決まれば動き出すんだけど、どういうスピードで、どういう手段で、いつまでにそこまでいくかを考えるね。歩いていくのか、走っていくのか。距離によっては移動手段も考えないといけない。数日でたどり着かないならその途中でどう過ごすかも考慮しないといけない。疲れたらどう休んで回復するのか。ずっと道のりは平坦なのか、山坂道ならどれくらい続くのかなども検討しないとね。そう、長い道のりになればなるほど考慮する要素は多くなることが多いね。そしてもう一つ大事なことは、方向が間違っていたときにどう修正するか。走りながら修正するのか、一旦元来た道を引き返すのか。ここが一番大事だね。そんなの進むことより簡単だよと思いつつ、なかなかそれができないのはどうしてだろうね。

いつもそこが出発点

そう、どこにもたどり着いてはいない今が、一番の可能性を秘めているんだ。道があると思って道がなくなったときにはそのまま無理して道なき道をいくのではなく、立ち止まってプランを立て直すのがいいね。がむしゃらに気持ちだけが焦ってもおそらくは行きたいところへはたどり着かないね。でも何もしないと不安で不安でしかたがない。残り時間が限られているって思い込んでいるからね。だから土砂降りの雨の中で無理に進もうとしたりするんだけど、まぁ、ろくなことがないよね。嵐の中で一歩も動けず体力ばかり消耗してしまうと、それ以上進むことすら難しくなるよ。そんなときはじっと待つのが最善策だと思うんだけど。じっと待つことも大切なプランに入れておこうよ。