今を楽しむ
頑張らない
もっと肩の力を抜いて、日々を楽しむことが大切だね。楽しみを増やそうとして新たな趣味を始めて、それで四苦八苦するのは本末転倒だから注意したほうがいい。あなたに限らず人生をもっと楽しもうとして、新しい趣味を探したり、あなたにあったそれらを探し求めてしまっては、結局のところそれに追われてしまうのは間違いだということだ。楽しもうとして何かに依存するのは本当の楽しみではない。そうではなく、何気ない普段の生活を楽しむことを増やしていくことがその本質だといえる。そう言われたところで、満員電車に毎日揺られてようやく会社にたどり着き、嫌な上司から細々と指示をされ、一所懸命に作成した資料にダメ出しをされる日々を楽しめと言われたところで、あなたはこれのどこを楽しめというのだと反発するだろう。でも楽しむというのはそれらをすべてひっくるめてのものである。何もなけなしの資産を注ぎ込んで新しい趣味を始めることではないんだよ。
本当の休息
仕事では、休憩時間が決まっている。だからあなたは無意識的につらい仕事のあとにほんの少しの休憩を楽しみにしている。そしてその時間はあっという間に過ぎて日々のほとんどを辛い時間にしているわけだ。そんな固定観念だから楽しみを増やそうとそれ以外のことを探してしまうわけだ。ところがそのつらい仕事の中でも実はいつでもあなたは休憩することができることに気がつけば、つらい仕事をすべてではないにせよ楽しむことができるようになる。それが人生を楽しむということを実践しているわけだ。それに気がつけばあなたは休日を指折り数えて待ちわびることもなく、いつでもあなたの思うがままに休憩できるようになる。そんな不真面目な態度では評価が下がって苦しい生活になると思い込んでいるけれども、実際にはそうやって皆が辛いと思い込んでいる仕事をふんわりとやってのけるようになると不思議なことに評価されたりするわけだ。
楽しみと楽しむ
だから楽しみにするのはやめて、いつでも楽しむことを増やせばいいだけのことだね。少しだけ慣れと訓練が必要かもしれないけれども、どんな状況であっても楽しむことができるようになれば、状況は一変するのは間違いないわけだ。それがありのままを受け止めるということであり、流れに身を任せるということであり、今を大切にするということなんだ。何も特殊能力が必要だとか、そのために悟りを開かなければならないとかそういったものではない。辛いと思っているそれに真摯に対峙することで、やるべきことをどうやって無理なく楽しめるかという視点がそこに生まれるだけのことだね。どうせやるのならいやいややるよりも、自ら積極的に乗っかることであなたが思うがままにやればいいわけだ。そうやって失敗したらどうするんだ、という反発が生まれるのは、実はそれをやったことがないから不安になっているだけのことだ。成功とか失敗はあなたが決めることではないし、たとえ失敗したとしても今が楽しければなんてこともないのもわかってくる。だから今を楽しもう。それだけで人生は大きく変わるのは間違いないのだからね。