手放すとき

日々

まっすぐに

何事においても、それに対してまっすぐに対処すればいいだけのことだね。ところがあれこれと考えてしまうがゆえにうじうじとしてすぐに行動を起こせなかったりする。その結果、後悔ばかりになってしまって対処したにも関わらずその結果は思ったのと違うことが多くなってしまうね。そんなことを繰り返していくうちに、どうせまた良くない結果になってしまうと思ってしまうと負の連鎖になってしまう。だから、間違っていても失敗してもいいから、まずは素直に対処することを心がけることだ。そうすることで劇的に結果が良くなることはないだろう。けれども、あれこれと逡巡することによる後悔は少し減るだろう。そしてそれがたとえうまくいかなかったとしても次への糧としてより前向きになれたりする。あれほど考え抜いたのに上手くいかなかったという経験が減るからだね。もちろん焦ってしまうとそれも失敗要因の一つとなってしまうから、落ち着いてまずは向き合うということが大切だ。そして必要以上の時間をかけないことが最も大切なことなんだ。

コントロール

そもそも思わぬ出来事が起こっているのに、それをあなたの支配下に置こうとすること自体に無理があるわけだ。想定外のことに関して、なんとかあなたの思うような結果にしてやろうという姿勢が結果的に良くないことを引き起こしている。だから、その場合において、そんなことすら考えないでおけばいいね。壊れたら直してみるのもいいし、買い替えるのも視野に入れたらいい。もちろん惜しい気持ちや、大切にしたいという気持ちや、損したくないという気持ちなど色々と湧き出てくるのは自然なことだろう。けれども思考が始まってしまうとおそらくは損得感情が大きくなりがちだね。なんとかこの苦境や逆境を好転させたいという思いは、シンプルに損得につながってしまうからだ。もうそれらはすべて諦めて、必要経費だと思ったほうが結果的に良くなることが多いのは、そのことによって新たな出会いが必然的に起こるわけだし、あなたの狭隘な価値観を打破するきっかけになるわけだ。

次の扉

お気に入りのものが壊れたら、それはそれで惜しいという感情が湧き出てくる。なんとか元通りに修復したいという気持ち自体は素直でまっすぐだね。ところが、そうすることができないとわかったときはすぐに気持ちを切り替えることも必要だ。いつまでもそれに固執するのは、結果的にはかえって良くないことになるからだ。おそらくはそうなったときは手放すときを知らせてくれたわけだし、それが次へのステップへの移行のタイミングを知らせてくれているわけだね。そろそろ手放そうと言う示唆がそこから読み取ることができるかどうかを試されているとも言える。そこで選択肢が増えることは、一般的にはあなたの知らない世界がより広がるきっかけになることが多い。思い出してみればそれを手にしたとき、おそらくは同じような状況になっていただろう。それでやむを得ず古いものを手放し、その当時に新しいそれを得たはずだ。そしてそれはその役目を終えて次世代へバトンタッチする合図を送ってくれている。そう思えるならば物事の対処はとても身軽になるはずだ。