驕り高ぶり

日々

悩み

色々と悩み事は尽きないわけだ。まるで人生とは悩みそのものだと言っても差し支えないだろう。以前からずっと欲しかったものを清水の舞台から飛び降りる気持ちでスマホからポチッと入力すると、一旦はそれで解決だね。ところが次のシーンではそれが到着するのを待ちわびる時間が続くわけだ。受取日時にあなたが在宅していられるかどうか、そうではないときには今や便利で置き配とか受取ボックスとかコンビニに預かってもらうとかという手段を選ぶことができる。どれがベストなのかとまた新たな悩みがそこに生まれるわけだ。さらにはクレジットカードでの高額な引き落としタイミングについても、来月末になるのか再来月になるのかを見極めないといけない。せっかく思い切って欲しいものを手に入れたというのに、安心するどころか新たな心配事がどんどんやってくるわけだね。でも同じ悩みごとであっても実はそれがどちらかというとネガティブなものではなく、どことなくポジティブな困りごととして楽しんでいる側面もあるにはあるね。

不確実性

予定していたとおりに支出をコントロールしていたのに、そういうときに限って思わぬ出費が生まれたりする。突然冷蔵庫が調子悪くなったり、洗濯機から異音がしたりするわけだ。そこであなたはびっくりしてそのタイミングを呪うことになる。そんなはずではなかったとね。すべてがあなたの想定通りに起こるわけはないと知っていたはずなのに、そういうときに限って予定外な出来事が重なったりもする。そこでまた新たな深刻な悩みが生まれてしまうね。なんとかやりくりできると思っていたことが一からまた再検討することになるからだ。来月の支払いがピンチとなったとき、あなたはこれまでの嬉しい誤算から緊迫したそれに対応しなければならないミッションを課せられるとき、呪いの言葉の一つもいいたくなってしまうね。なんてついていない人生なんだとね。その瞬間に、ずっと欲しかったものを買えたという願いが成就したことすらも悪夢に変わってしまったわけだからね。

流転

そもそもで言うと、あなたの夢や願いすらずっと同じだと思い込んでいるだけでどんどん変化し続けている。あなたのお財布事情も同じように変化するだろう。だからコントロールできるとすれば思い切ったギリギリを攻めるのではなく、随分と余裕があるゾーンでしかない。でもそれだとあなたの願いとは程遠い日常と化してしまうから、普段のお茶を買うことぐらいでは願望成就したとは思えないわけだ。あなたは常にそうやってできることを軽んじて、ギリギリ手が届かないところばかりを見ている変なクセがあるわけだね。大きな夢が叶うことに関してだけ、特別な思いを馳せて、普段あなたの生活を支えてくれている何気ない支出には無頓着なわけだ。でもよく考えてみればどちらがあなたの人生を支えることに貢献しているかはすぐにわかるだろう。そんなあってもなくても良いような高価なものよりも、日常のあなたを高額ではないものの確実に寄与してくれているそれらに注目しないのはそれこそどうかしていると言ってもいいだろうね。