幸福度メーター
幸せゲージ
一番のいいときは、思いっきり幸せなときや不幸のどん底ではなく、なんでもない日々だね。あなたはいつの間にか白黒はっきりさせるクセがついてしまっているから、一番幸せなときを常に目指してその実現に向けてあれこれと全力で努力しているだろう。それでもそのとおりにはならない局面で絶望の淵に立たされてしまう。でもそれもつかの間のことであって、だったらこうしてみればどうだろうとひらめいて、また歩を進めることの繰り返しだね。そうやって針が振り切ってしまうときではなく針がまたふらふらとどっちでもない間を指しているとき、そのときこそが本当の幸せな瞬間だということを示唆してくれているわけだ。なんだかいまいちだな、と思ってちょっと改善するために少しだけ行動に移しているときこそが、実は幸せメーターはマックスに振り切れているということだ。
2つの指標
だから、幸せとは満足度だとか裕福度だとかそういうものさしでは測ることができない別の指標となる。それを勘違いしてお金がたくさんあることが幸せだとか、愛する人に囲まれていることが幸せだとか、そういう別のメモリを勘違いして測っているからうまくいかないわけだ。成功とか失敗や、地位や名誉や、財産の有無は幸せメーターには全く無関係だとも言える。なぜなら、それを仮に得たとしても、幸せかどうかは全く別の問題として依然として残っていることを身近に感じているだろう。他の人から見ればあなたは十分に幸せだと思われていてびっくりすることがあるのも、そういう仕組みだからだね。元気に行きたいところに行ける足があり、作りたいものを作る手があり、じっくり考えたいときにそうできる時間があったりする。それすらも満足にできない人からみれば、あなたはそれ以上何を望む必要があるのかと言われてしまうわけだ。
スペクトラム
それらのことから、ある基準を振り切ってしまうことは現実にはない。したがってあなたの夢見る状態はまさに幻想であって、それは実際には計測不能なものだ。それをなんとか測る指標として総資産額がいくらあれば幸せだとか、それ以下は底辺だとかで分類して悲観しているわけだ。身近な同期は上役で出世しているのに、あなたはまだ平社員だから不幸だとかと思っているのも同じことだ。それらはあなたが望む幸せメーターでは計測することができない。そんな中であなたが唯一使えるものさしとしては、あなたがそこで今を楽しめているかどうかに尽きるわけだ。そしてそのメモリはあなたしか適用することができない固有の単位のものであり、標準化するには困難なものだね。すなわちそれを測ることができるのはあなただけであり、誰かのものさしを持ってきたところでうまくはいかない。さて、今あなたのメモリはいくつになっているのだろうか。