損得勘定
損得
あなたはできたら損したくないと思っている。ということは、できれば得を得るならそれが理想だという考えになるわけだ。あなたはいつも損ばかりしている。どうして自分だけそんな状況なのかと世の中を嘆き悲しむことが多いのは、その裏側にそれがある。得することが良いことだという固定観念だね。どうしてそうなのかと少しだけ分析してみると、損とはあなたが何かしらの犠牲や我慢が必要なことであるから、あなたにとって心地よくないことだというものさしがある。逆に得はというと、実はあんまりはっきりとした基準があるようでなく、なんとなく心地よいことやラッキーなことだと定義しているだけのことだ。もっと平たくいえば損と感じられないことの上位互換のような曖昧な感覚でしかない。ということはあなたは本当に損ばかりしているのだろうか。
逆境
ああ、いつも損してばかりだと嘆くとき、それは状況を打破するチャンスだとも言える。それをそう思ってしまうのはあなたの思考のクセであるという気づきから、そう思えないような視点の移動ができる絶好の機会でもあるね。自己犠牲だと思って仕方なくやっていると思っていることが、実はあなたが生まれ変わるぐらいの価値観を変えるためのきっかけかもしれない。逆にいえばあなたが好ましいと思っている得することをそこで浮き彫りにできるわけだね。さて、得するとは一体あなたにとってはなんだろう。褒められること、ちやほやされること、愛されること、ちょっとしたご褒美が得られること、そんな程度のぼんやりとした感覚でしかない。逆にそんなふうにあなたが思えるだけで、大きな苦難さえ楽々と乗り越えてしまうことすらできるわけだ。
サイン
あらゆる出来事は、それをどう捉えるかであなたが決めているだけのことだ。すなわち出来事はもともと無色透明なものでしかない。それを損だ得だと分類している犯人があなただね。あなたにとっては最悪なことでしかない状況でも、それすら味わえない誰かがいることに気がついたとき、我慢してそれを飲み込めというわけではなく、その全体を俯瞰することができればガラリと風景が変わるわけだ。確かに少しあなたにとっては骨が折れることであるかもしれないけれども、実際やってみれば不思議なことになんとかなったりするわけだ。ということはあなたが対処できないことなんて今まで一度も起きていないとも言えるね。あなたの眼の前に起こるそれらは、あなたのためにそこに現れている。だから、実は損とか得とかはあなたの演出で決まるだけだということも知っておくと、今より少し気楽になるかもしれない。そしてそうなればネガティブな感情が起こらなくなり、その結果すべてが上手くいくようになるだろうね。