言いたいことも言えずに
嘘
嘘はできればない方が良いね。でも、時には必要なときもあるわけで、嘘といえないまでも少しぼやかしたり誤魔化していることなんて日常茶飯事だ。ちょっとだけ話しを盛ったり、少し話を間引いたりしてあなたはその場の空気を読んで調整しているわけだ。それはあなたのためでもあるし、伝える相手に対する心遣いの結果でもある。そのまま伝えるにはちょっと厳しいだろうと言う優しさからの嘘は、それほど悪いことではないと思っている。むしろありのままを伝えることでとても傷つくことが予想されるとき、あなたはその伝え方にとても苦慮するわけだ。真実とは絶対値ではなく、その時その場でそうだと言えることで、万物が流転している現状においては、それこそそれが永遠の真理ではないことも知っているね。だから伝えるという行為において、あなたは少しだけ脚色を加えてできれば面白おかしく笑い飛ばせるようにと配慮するわけだ。
心遣い
あなたが一番大切にしているのは、実はあなたのエゴではなく誰かにとっての心苦しさを緩和することだ。わがまま放題言っているとしても、そのわがままを貫き通すためにはそれなりに創意工夫が必要なことも知っている。だからあなたの嘘はあなただけのせいではないとも言えるわけだ。もっと言えばあなた自身の思いを伝えるにしても、あなたのストレートな思いをを相手にぶつけてしまうと、相手はそれを受け止めきれないだろうと推察するとき、あなたはその表情からそのまま伝えるということすら躊躇することが多い。その場合、あなたのコアな思いだけを伝えるためには、どのようなメタファーが必要なのかを鑑みて、それこそ四苦八苦することが多いわけだね。そうしたところで、あなたの思いのほんの一部でしかないことであなたはモヤモヤとしてしまうだろう。でもそれで十分だしそれで良いのだよ。それこそ何かを伝えようとするその思いが届けばそれで十分なのだからね。
100%
すべてを白黒はっきりさせると、すっきりするということのほうが実は幻想なんだ。あなたの心の内をすべて相手にぶつけるのは実は暴力でしかない。それよりも大事なのはあなたがそこまで大切に思っているということが数パーセント伝われば成功だと言える。あなたは白黒はっきりさせることであなたがやりきった感を得られるように勘違いしたのは、すべては完璧主義に毒されているからだ。どうも納得がいかないと思うのは、あなたが完全なる存在でありたいという現実離れした欲求でしかない。そういうあなたでさえ、移り変わっていくことから逃れられないわけで、今のその思いが永遠かのように押し付けることはできれば避けたほうがいい。自然とそれを避けるために心遣いという手法を知っているし、いざとなれば使えるスキルが備わっている。あなたを中心にスッキリするのはほんの一瞬でしかないのはそういう仕組みだからだね。そんな刹那だけを求めること自体があなたの本意ではないわけだからね。