そこから抜け出す

日々

裏側

なんでもかんでも見ている世界は表面であって、その裏側にはそれなりの仕組みが潜んでいるね。テクノロジーはそれをなんてことのないふりをしてあなたが使えるようにすることだからね。難しい理屈や仕掛けを理解するのではなく、誰かがそれを仕込んでくれてそれを簡単に何気ない操作で使えるようにして、多くの人に使えるようにしているわけだ。世の中のエンジニアたちがそれこそ命を削ってそれらを生み出し改良している。あなたはとても便利な世界を享受する側となる。ところがその仕組み興味を持って調べたり学んだりすると、あなたの知らない世界がそこに広がっていたことを知って驚愕するだろう。まさかそんなことがあったとは、何も知らないままあなたは楽天的に便利さを享受していた現実を知るからだ。

陰謀論

そうやってちょっとした人が気がつくと、批判的な言動を発信することも容易い時代だからこそ、そういう言動を都合が悪い側は規制しようと躍起になるわけだ。もちろんそれらは何ら根拠のないデタラメな情報も必ず含まれてしまうわけで、そういう弊害も生まれてしまう。だからこそ、あなたは冷静にそれらを見つめる分析する力がますます必要になってきているね。さらにいえば、これは正しくてこれは間違いだという結論も、その論理力や総合的な知恵によって結論が大きく変わってしまう。同じ現象をみてそれをどう捉えるかという視座も、見ている人の背景や経験や知識に依存してしまうからだ。便利になるということは、それだけ思考停止の時間が増えるということと、それによってそれ以外の生産性を高めるためにそれを使えるというのは全く別問題となる。ましてや誰かの論評を批判するばかりで、結局のところ何もしない時間だけが増えているのであれば、それこそ技術や便利さの無駄遣いとなるわけだ。

情報化社会

地球規模ではまだまだとはいえ、現代の主要な国において情報が行き交う社会となった。それによって次々と新たな現象が生まれては消えている。正しい情報と作為的に捏造されたそれとはほとんど区別がつかない時代において、その真贋を見極める能力はかなり求められる状況となったわけだ。しかしそれは本当に便利になったのか、実は騙されやすくなったのかをもう一人のあなたが必ず考える時代となったとも言えるね。そしてそれらは多数決で決まる民主主義と親和性が高いものだから、少数の意見は採用されないことが多い。となると多くの人が正しいとも限らないという状態でもあるね。それらをひっくり返すことで、世界を変えることすら可能になった。無思考なマジョリティをいかにコントロールするかで決まるのは何も今に始まったことではないのは、歴史を紐解けばすぐに知ることができるだろう。あなたはそれをどう捉えるかの渦の中から一歩抜け出して、少し距離をおいて眺めているだろうか。