心の調律
調弦
弦楽器において、ほどよい張り具合がいい音を奏でる大切なポイントとなる。張りすぎてもだめだし、ゆるすぎてもだめだね。そして狙い通りの音程にするために微調整をするわけだ。それでも時間が経ったり、演奏し続けると少しずつズレていく。常にそれらをチェックしてちょうどいい音を奏でるようにいつも気を配っている。人生においても同じことだね。適度な緊張感はあなたを次の場所へ運んでくれるいいテンションだ。けれどもそれが強すぎるとあなたの心はバチンと切れてしまう。ほどよいところを探りながら進めていくために、常にチェックする必要があって、一度ピタリと合わせたからといって、ずっとそれが持続するわけではないね。ちょうどいいところを常に探りながら調整し続けるということを忘れないことがいいメロディーを奏でるには必須だということだね。
人生を楽しむ
そうやっていい緊張感というか、ちょうどいい快適なポイントを探り続けることで、あなたの人生はもっと楽しくなる。心とカラダが震え合って、共振するポイントがあなたをそうさせているわけだね。だからそこを微調整をしていくことが、それを持続させるコツでもある。少しいいことがあったとしても、それに浮かれてもっともっとと求めてしまうとそれは行き過ぎることが多いし、ちょっとついていないことが起こってしまって、気合を入れすぎて張り詰めてしまうと、さらに困難な局面に出会ってしまうわけだ。だからそのあたりの程よいポイントを上手にチューニングすることで、あなたはいつも笑顔でいられるわけだ。やりすぎてもやらなすぎてもだめな原因はそこにある。誰かに何かを言われたからといってすべてを受け取るわけではなく、参考になるちょうどいいポイントだけを抽出することがあなたを成長させてくれるアドバイスに変えることができるね。
歌うように
つまりは、人生はいい音で演奏するようなものだし、いい声でいい歌を歌うように過ごせばちょうどいいということだ。もちろんちょっとズレている瞬間は常に起こる。それに気づいたときにそれらを調整すればいいわけだ。そうすることで、ちょうどいいテンションが生まれあなたを心地よくしてくれるわけだ。だからその瞬間のズレは決して悪いことでも不幸でもなく、それに気づけるという心の耳をすましていればいいね。その微妙なズレを感じて、あなたのその音感で合わせる方向で調整していけばいいだけだ。それが楽しむコツであり、さらにはあなたが心地よく過ごすことで、あなたの周りも幸せにしていくわけだから、いい音はすべての人を幸せに変えていく力を持っているね。そんなあなたを支えようとあなたの周りもどんどん変化していくだろう。あなたがまずは心地よいことが一番の幸せポイントだということだね。