自分軸
沈黙
沈黙は金なりとはよく言ったもので、ここ一番でなにか言いたくなったとしてもぐっと我慢して何も言わないほうが最大の攻撃であり、最大の防御となることを伝えている。べらべらと饒舌になにか反論したり、ここぞとばかり相手の揚げ足をとったりすることは多くの場合は得策ではない。もっと言えばそれで説き伏せたとしても、それは一時的なことでありなんの解決にも至らないことがほとんどだろう。あれほど言ったのにまだわかってないのか、なんてさらに声を上げることが増えるだけのことだからだね。要するに説得も論破もそれらは何ら効力を発揮しないどころか、かえって小競り合いが続く悪手だとも言える。だからこその沈黙だね。黙ってスルーする力こそが、自然の流れとともにあなたに大いなる力を与えてくれるわけだ。
わかってくれない
そう、他人は基本あなたのことをわかってくれないのが自然だと考えることが大切だ。それだとちょっと孤独を感じるかもしれない。でもそれぞれが全く違い世界を生きているわけだから孤独はある意味必然だね。そうだからこそあなたはあなたを生きているとも言えるわけだ。ところがそこを避けようとして他人の顔色ばかりを気にしてしまうと、そこにはあなたは不在となる。そして彼らが言う発言一言一言に右往左往する羽目になるわけだ。そうしてあなたはいつの間にかあなたを消し去って、誰かに憑依して生きる人生を無意識に選択してしまうわけだ。拠り所は外側にばかりあると信じて探しているからそうなるわけで、あなたの中に確固たる根っこを見ないままとなるわけだ。わかってくれないのが当然であって、わかりあえるなんて思えるかどうかも実はあなたが決めていることなんだよ。
仲間
そう言ってしまうと人間関係が寂しいものだと勘違いしてしまうかもしれない。でもそれぞれが個々に輝いていることで、実はそれぞれがのびのびと高め合っていることになる。だから孤独を感じるとか寂しいと思うとかは、あなたの単なる勘違いでしかない。あなたはしっかりとあなたの世界で生きていて、そのエネルギーが他の世界へと伝播していくわけだし、それがだれかの活力源となる。だからある意味わがままを恐れず、他人軸に惑わされず、怒られてもけなされても、批判されても揶揄されてもあなたはしっかりとあなたの道を貫くことが最良の貢献だし、恩返しとなる。だから何か責められたり言われたりしてもすぐさま反論することをやめて、静かに笑って黙っていればいいわけだ。そうしてくる誰かも実はあなたの世界の住人なんだからね。