やらないことリスト

日々

やりたいこと

あなたにはやりたいことがたくさんあるね。でもそれはほとんどできないまま、指をくわえて時間が過ぎるだけだろう。やりたいことは今すぐやった方がいいといわれても、なかなかそれが実現できないままにいる。そうするうちにやりたいことなんて考えないようにしてしまっている。だから気がつけば夢ってなんだっけ?という状態になっている。夢を持つことが現実離れしていて、そんな暇があったら目の前の仕事をきっちりこなすことが大切だなんて正論ぶって言い訳までする始末だ。そんなだから、子どもたちが無邪気に夢を語っていても、そんなものどうせムリだとあきらめさせるためにあなたはつい小言を言ってしまうわけだ。そんなあなたにはキラキラした笑顔もなく、ただ日々のやるべきこととそれを解消するための酒やゲームなどで一日が終わっていく始末だ。

やらないこと

やりたいことをいくら考えてもうまくいかないのなら、やらないことを決めてみてはどうだろう。つまらない仕事はやらないとか、無理に頼まれて引き受けたくないことは断るとか、誰かの愚痴や悪口を言うのをやめるとかそういうことだ。それなら夢というあなたからすれば浮世離れした壮大なテーマではなく、ちっぽけな不幸をもたらすこまごまとした不幸を避けることの方がよっぽど簡単だろう。やりたいことややらなければならいことの足し算でアップアップしているのならば、引き算であるそれらはちょうどいいかもしれない。そうやってタスクを整理することで、毎日に少しゆとりができれば今度はその隙間にできる小さなことを探せばいいだろう。もちろん無理のない範囲でね。そうやって少しの余白がいい循環をもたらすわけだ。

バランス

夢を捨てて日常の小さな喜びを見つけるのも手だし、夢を追いかけて毎日を充実させるのも手だ。ところがそれらは絶妙なバランスで保たれていないと結局頓挫してしまうね。そしてそのことによってあなたの笑顔が曇ってしまうわけだ。そんなどんよりとしたあなたが他の人たちを幸せにすることはできないし、あなたの自己犠牲だけで仮に周りの人が支えられていたとしても、心の底から笑えずじまいで恐縮してしまうだろう。まずはあなたがそのいいポイントを見つけることが一番のやることだね。あなたが笑顔であれば、みんなも笑顔になる。あなたに余裕があれば周りもゆとりが生まれる。そういう連鎖が起こるのはあなたが世界の中心だからだね。あなたが見えているその風景は、あなただけのものなんだからもっと丁寧に取り扱った方がいいよ。