思考と現実との乖離

日々

とことん

とことんついてない日がある。何をやっても何を始めても全くもってうまく行かないような日だね。でもそれは何かを指し示していると感じられるかどうかでその後は大きく変わってしまうわけだ。気になることを先送りにしていると、どこかで何かが引っかかっているまま何かを始めたところでやっぱり気になる分うまく行かないわけだ。だからすべてを成仏させるためにも、気になることはそのままにしておくことをできるだけやめたほうがいいね。心のどこかにわだかまりがあるままで、新しいことを初めようとしたところですっきりしないのは当然といえば当然だとも言える。日常のそれほどたいしたことのないことであっても、たいしたことでないのならすぐに対応してしまったほうがすっきりするのは間違いない。なのに、それを軽んずるがあまりに、ことの優先順位を重視して放って置くのは結局のところあらゆるところで影響を避けられないわけだ。日々移りゆくよしなしごとにきちんと向き合って対処していくことが先決だとも言えるわけだね。

比重

それもこれも大切なことと、そうではないことを区別するところから始まるわけだ。あなたにとっては取るに足らないことであっても、もし気になり続けるのならば即座に対応したほうがいい。もちろんやるべきことがたくさんあるだろう。だからすべてを網羅することは不可能だとしても、順々にそれほど時間がかからないことであるのならば、対応すべきことだね。もちろんとても骨が折れることは後回しにせざるを得ないけれども、それほど時間がかからないことであれば速攻に対処すればいいことだ。それをすると改めてわかることがある。それは、あなたが思っているほど簡単ではなかったということだね。取り組んでみると意外と奥が深かったりすることを発見することができるのだから、やっぱり気になることをそのままにしておくのはかえって得策ではないことに気付かされるわけだ。あなたが思っているそれと、現実にやってみるそれとはいつも隔たりがあって、あなたの思考だけで何かが解決することなどないということを再確認するのは今後のためになる。

優先順位

あらゆる出来事に対処するためには、優先順位が大切だと思っている。けれどもそれはあくまでも仮定の話であり、実際の重要性はあなたが思っているのとは違うことがほとんどだ。だから優先順位なんていう言い訳を作る前に、すぐに対処できると思うならばやってみるのが一番だね。あなたの想定と実際とのギャップをそこで感じ取ることができる大切な試金石でもあるのだからね。あなたはやってもせずに思考だけでそれを取るに足らないと断定しているけれども、実際のところそれほど簡単ではないし、単純でもない。もちろんその逆も然りで、あなたが大問題だと断定したそれも、実はやってみればそれほどでもなかったという経験もあるだろう。あなたの想定とは実のところそれほど正確でもないし、状況の変化によって刻々と変化し続けている。あなたの思考とは実のところ過去の記憶でしかなく、それは今適用したとしてもそれほど当てにはならないという乖離がそこにあるわけだ。とにかくやってみることを続けることでしかその補正はできないわけだね。