オープンマインド

日々

初心

今までやってみたことがないと、これまでの成功体験に基づいてやろうと思うことが多いね。もちろんやってみたことがないのだから、まるっきりそのままというわけにはいかない。けれどもそれと似たようなことを探して、それに習って段取りを組み立てていくだろう。ここでこれまでの経験が生きてくるわけだね。だから普段何気ないことでも、どんどん挑戦してみることが大切だと言われる所以でもある。そもそもの経験値が少ないと、似たような出来事すら見つからないからね。ああ、全く同じではないけれどもおそらくあの時と要素的には同じだろうと類推することができるのは、今までのあなたの挑戦の歴史が物を言うわけだ。だからやってみようと思ったら吉日で、結果などは気にしないでやってみることが、あなたの冒険を不安でいっぱいなものから、よりワクワクしたものへと変えていく。まさに生まれて初めてのことばかりが起こるのだから、それは一番の武器となるわけだ。

百戦錬磨

そうして、ある程度の人生経験を積んでいくと、大抵のことに驚いたりすることもなくなっていくだろう。もちろん全く同じ出来事が起こる確率はかなり低いわけだけれども、あなたの経験をサーチすればあっという間に似通ったことがたくさん見つかるだろう。さらにはそれらの成否をあわせて考慮できるから、以前よりもよりブラッシュアップすることさえできる。もちろん結果は未来のことだから、予測を外すこともあるだろうし、絶対はないことも十分に知っている。そしてそのときのショックの大きさも幾度となく体験済みだ。だから知らないことに直面したとしても、心軽やかにチャレンジすることが億劫ではなくなっているね。それがまた好循環となるのは想像に固くないだろう。そうやっていわばプチ冒険を繰り返すことで、どんどんケーススタディが集まってくる。もちろんそれらを正解だと盲信してしまうと思考停止気味になってしまうから、それを絶対視しないことが肝要となるわけだ。

多様性

昨今では多様性を強調するきらいがある。もちろん本来の意味では多様性はとても重要だ。なにかに偏った意思決定を吟味する最終関門でもあるからだ。どれだけ叡智を集めたところで未知の事象に対して総合的な判断を下せるとは限らない。決まり切った解法がないからこその多様性であり、ちょっと前に流行った言葉でいう不確実性となる。誰かに忖度したり、顔色を伺ったりしてしまうと本来の多角的な分析や批判を封じ込めてしまうからだ。誰しも時代背景や置かれた状況においての最適解を下せるわけでもないし、おそらくは無意識的になにかに依拠した意見に偏ってしまうね。遠い昔では善だったことが現代では悪に変化したことをしているだろうし、その逆もまた然りだ。それらは絶対的ななにかではなく、すべてが移ろいでゆくわけだ。それはあなたもこれまで体験を通じて知っている通りだね。だからどんな些細なことでもまずは再考したり、再トライしてみることを封鎖してはならないのはそういうわけなんだよ。