今は後でわかる

日々

真の幸せ

幸せになりたいと思っているけれども、本当の幸せはなにかということを知らないままでいる。いやいやそんなことはなく、自分にとっての幸せなんて間違えるわけがないと思っているだろう。しかしながら本当にそうだろうか。今よりお金があればすべては解決すると思い込んでいたり、今より沢山の人に愛されることが幸せだと思い込んでいたり、今よりもっといい暮らしができれば幸せだと思っている。けれどもそれはそうなるための道のりがあるわけで、その途中でいるのなら安心していいわけだ。間違いなく幸せに向かう道のりを一歩一歩確実に歩んでいるのならば、それは幸せになるための過程だから受け止めることができるね。ただ、それが未来につながっていることすら知らないままでいると、なんて辛い毎日なんだと嘆き悲しむことしかできないわけだ。さて、あなたは確実に幸せの道中にいるのかどうかをどうやって判断しているのだろうね。

目的と戦略

幸せになるための目的は簡単に見つけることができる。お金持ちになるとか、そのための地位や名誉を得ることだったり、沢山の人に愛される存在であったりするわけだ。ところがそうなるための戦略を立てるとなるととたんにどうしていいかわからなくなる。お金持ちになると幸せなのかどうなのかを吟味すると、確かにお金にまつわることは解決できるだろうと想像できるけれども、そうではないことは何も変わらないわけだ。たくさんの人に愛されるという戦略にしても、どうやってその愛を得られるのかという意味においては、多少の自己犠牲も伴うのかもしれないし、必要ないかもしれない。不確実性が多すぎて戦略を立てるにも、想定が曖昧でとても困難なことに気づくだろう。目的だけを目標にして、それを叶える手段はよくわからないから他力本願で、運や願掛けに頼るしかないというのならば、その機会をずっとそのまま待ち続けるしかなくなってしまうね。

今はどうか

今を判断することは今できないという前提でいうと、幸せなのか不幸なのかもわかるわけがない。今の延長線上に何が起こるのか、そしてそれは幸せに向かう道なのかどうなのかも区別がつかないね。だから今幸せということがもしあるのならば、それを拠り所にするしかなくなってしまう。さて、今が辛い毎日だからやっぱり不幸だと嘆くよりも、その方向性とその出来事がいずれどうなるかを見極める力がないと、軌道修正するにしてもどうしていいかわからないね。そういったセンサーをいくつか持っていると未来予想が少しだけできるようになる。今は今判断できないという自覚がその先のセンサーを磨き続けることができるわけだ。結局のところ幸せというものは、闇雲に追い求めてしまうと今がおざなりになってしまう。そして未来の幸せを勝ち取るという判断も誤った現状把握によって台無しになってしまうわけだ。さて、そんな状況下であなたは幸せか不幸かを判別できるだろうか。