リスペクト

日々

多様性

世の中には色んな人がいる。その差異を互いに認め合うことで社会は潤滑に回ると言われている。ところがどうしても許せない人がいることも事実だ。それはそれで放っておくことができることが重要だ。そういった人でもなんとかわかり合おうと距離を縮め、深くは関わろうとしてもどこかで無理が生じる。そこで亀裂が発生してしまうわけだ。その隙間を埋めようとしても、あなただけが頑張ってみたところでその溝はなかなか埋まらないからね。それはあなたの問題ではなく、相手の問題だからだ。だからそれ以上はやろうとはしないことでバランスが保たれるわけだ。そのバランスが上手く行かずいずれかに偏ったときに問題が発生する。それをどうにかしようともがいたところで、やっぱり無理なものは無理だ。だから相手を尊重するしかなくなる。それはあなたが相手に合わせなければならないということではない。あなたはあなたがやりたいようにやることを妨げないということが一番の優先順位となる。

個性

互いに邪魔をしないという同意が、多様性を受け入れるために必須の条件となる。そしてそれがバランスを保つために必須な一番の条件となる。しかしながらあなたは別の意味で相手に対して異常なほどの関心を寄せてしまうから、それがうまく行かない。好きの反対は嫌いではなく、無関心である。嫌いは好きと同じぐらい相手にコミットしている状況だからだ。気にならないとか気にしないというのは、そもそも存在すら忘れてしまっている状態であり、それが一番の潤滑油となる。一方であなたはあなたのことを邪魔しないという状況を維持することが、実はあなたの個性を大切にしていることになる。それぞれが自分のことをしっかりやっていれば、誰のことも気にしないで生きていけるはずだ。ところがあなたのやることを邪魔するような人に対しては、排除しようとしてしまう。そうではなく、距離を置くことが一番の攻略法となる。

尊重

そうやってまずは相手を尊重することが、あなた自身を尊重することに繋がるわけだ。そして誰かの顔色ばかりを気にしてばかりいる時間を少なくすることが、あなたにとってだけではなく違う誰かのためにもなる。それが社会における人間関係を気にしないですむ唯一の方法だ。だから、違った個性を持つ人々ができるだけ争いごとのないように暮らしていくためのコツはとてもシンプルだね。あなたが好きなように生きるためには、誰かの邪魔をしないこと。それだけだ。でも相手があなたの邪魔をするなら、それに抗うことをするのではなく、そんな人から静かに離れるということだ。それでお互いが安寧に暮らすことができる。一番の攻略法であり、一番の解決法となる。誰かの悪口を言い続けてしまうと、あなたも同じように誰かに陰口を言われてしまうのはそういうことだ。そうではなく、静かに微笑んでそっと離れること。これが本当の意味での尊重となるのはそういうことだね。