中途半端がいい

日々

最悪

いつもあなたは最悪だと思っていた。けれどもそれはすべて間違いだったね。そんなことはない、と反論するかもしれないけれども、今もこうして生き延びているのだから大丈夫だったと言っていいだろう。そのときはもう終わりだとか、これからどうやって生きていけば良いのかわからないとか思っていたのは違いない。でもそれは起こらなかったし、もしかしたら武勇伝や悲劇の主人公の物語と化しているだろう。そう、そのときはそう思っていただけのことだ。ということは、人生が続く限り最悪と思うことはすべて勘違いであって、そこで終わったとすれば本当だったということだ。しかしながらそこで終わってしまったら失敗だとか最悪だとかという次元を超えてしまってどうのこうの言う機会も失うわけだ。すなわち本当の最悪はあなたにとってはどうにもこうにも体験すらできない未知のことでしかない。だから最悪はないと言って過言ではないだろう。

トラブル

そう、すべてはちょっとしたトラブルでしかない。それも自然と解決するか、そのままであっても気にならないことしか起こらないということだ。だからそれを最悪レベルまで引き上げているのはあなた自身だということだ。あなたが油を注がないとそれは大きな火種にはならない。だから気にしないことが解決となるわけだ。けれども逆に気にしないでいようなんて思ってしまうと、余計に気にしていることになるので注意が必要だ。嫌いな人は注目しているから嫌いであって、好きな人をつい気になってしまう以上の注目度だね。好きの反対は嫌いではなく無関心だと良く言われるけれども、まさにその通りでそういうことがあったことに気が付かないぐらいでちょうどいい。まぁ、見つけてしまうと完全に忘れることは難しいね。だったらそういうこときはどうするかという作戦を立てておくといいね。

気にしない術

それは、気にしないでいようと必要以上に思うと余計に気になるわけだから、その次元でどれだけ無になろうとしてもなかなか難しいね。そういうときは違うことに夢中になるといいかもしれない。忙しい状態だとあれこれとトラブルだらけで、それを解決するのに必死になるだろう。いちいち一つ一つを吟味しようにも圧倒的に時間が足りない状態だね。だから集中出来る環境ではなく、分散させることがコツだとも言えるね。暇というのは大抵はろくなことにならないわけだ。わざと忙しい状態に身をおいたり、やったことがないことに挑戦してみたり、ちょっと苦手だと思っていることをあえてやってみるのがいいね。その中で夢中になれるものが見つかると理想的な状態だと言える。けれどもなかなかそれもやっぱり気になることが頭によぎって仕方がないときもあるだろう。そんなときは眠ってしまうのもありだね。できるだけやってみたいことにあれこれ手を出して、どれもこれも中途半端という状況が実は一番の好環境だったりするよ。