人生画家
一人ぼっち
まずはあなた一人で完結していることを感じる事が大切だね。何をやっても一人であり、どこに行っても一人だ。みんなでやっているつもりのそれも、本当のところはあなたが一人でやっている。楽しいと感じているのもあなただけであり、仲間が楽しそうにしていると見ているのもあなただ。となると幸せになるために、誰かやなにかを必要とはしないわけだ。あなたがそう思っているのならば、自然とそうなっていく。でもあなたがどうもうまくいかないとか、ついていないと思っているとそれがそうなるわけだ。そうやってあなたの思いのままこの世界は生まれていくわけであって、誰かがいるから幸せとか、何かがあるから幸せであるという以前に、あなたがそもそも幸せだということが大前提となっているわけだ。だから足りないと思っているのはすべて間違っているとも言える。実際のところあなたが幸せで完結していることがすべてなんだからね。
寂しさ
そうは言っても、あなたがずっと孤独に苛まれているのは不自然だし、寂しいと感じているだろう。それはあなたがそうだと思っていることに原因があると言われても、実感としては誰もあなたに賛同してくれそうな人は見つけられないね。何をやっても、何を言ってもあなたはただ一人ぼっちだし誰も反応してくれないどころか、ややもすれば批判ばかりでうんざりしている。だから寂しくて辛い毎日を送っている。それを思い込みだと一蹴されたところで、どうにも納得できないままだろう。しかしながらそれはそうだと頑なに思い込んでいるあなたがそこにいるわけだ。どうせ誰もわかってくれないだろうと思っているし、逆に理解してくれたり、助けてくれたとしてもどうにも信用できないままもやもやしているだろう。そこでわかることは、実はあなた自身が色眼鏡で真っ白なところに色をつけて見ていることだね。是々非々でフラットな視点を持っていれば、あなたがそれらに色をつけていることに少しずつ気がついていくかもしれない。
画家
すべてはあなたがものを見るクセでそうなっている。無色透明な世界に好きなように色をつけているのはあなただ。この世界がディストピアだと思えばその色になるし、まだまだ捨てたものじゃない素晴らしき世界だと思えばそんな色で埋め尽くされるわけだ。そしてその色付けはあなたの好みで決まっている。もっと言えばあなたのこれまでの使ったことがある絵の具しか使えない。画家が新しい絵の具を探し求めるように、あなたもどんどんアップデートするといい。新色にはワクワクするように、あなたが世界の彩りを変えたいと思うのならば、そういった手慣れた道具をさらに使いこなせるようにしていくことが必要だね。もしかしたら彩色やデッサンも改めて探求し直さないといけないかもしれない。そうやってあなたの画風はどんどん変わっていくだろう。そして同じ景色をみたところで、その印象はまるで違ったものになるだろう。その絵の作者はあなた一人だ。そこに仲間の笑顔が描かれていて、それを描いているのは間違いなくあなただね。