明るい光の中で
愛情
誰もがほとんどのことを良かれと思ってやっていることだろう。そしてその思いやりというか愛はあなたや誰かに希望と勇気をもたらすものだ。だから愛は尊いとされる。けれどもときにそれらは深い傷をつけることもあるね。その善意というか好意が仇となってしまうと途端に切れ味が鋭いナイフのような威力を発揮したりする。愛情の裏返しとはよく言ったもので、愛はそれほどまでに誰かやあなたに影響を与えるぐらいのエネルギーを持っている。だからこそそのハンドリングというか取扱いには注意が必要なんだ。それなしには生きていけないけれども、それはときに凶器に変わるわけだからね。そういった諸刃の剣をうまく扱えると、あなたの希望が叶ってそれこそ薔薇色の世界が広がることを実感しているだろう。
照らされる
あなたは確実に愛されている。どんなに不幸な境遇であってもあなたはそこにいるわけだ。それは間違いないと言って差し支えない。だから何も恐れることは本当はないはずなんだけれども、ときにそれを少し疑ったりもする。そうしたときに、なぜか不幸であることばかりが目についてしまうね。それはすでに幸せの中にいるという証拠でもある。なぜなら幸せでないということがたくさん見つかるということは、あなたは幸せの真ん中にいるからこそできるからね。そもそも幸せか不幸かなんていうものさしがあるのも、幸せだからこそのそれであり、不幸しかない世界では、不幸を感じることすらできないだろう。シンプルに真っ暗闇の中にいるとして、小さな光が目立つように、光の中にいるからこそあなたを浮かび上がらせると同時に、あなたの影もそこに生まれるわけだからね。
心配事
だからあなたは何も心配することはない。あなたが思うがままやりたいようにすればいいだけのことだ。でもやりたいことをやれないなにかがいつもあなたに襲いかかってくるね。それはあなたの後ろに伸びる影がそうさせているからだ。このままでいいのかとか、それをやって失うなにかがないかとか、光がやがて消えてなくなってしまうのではないか、など、まだあなたがそれを見たり体験したりもしていないことばかりがあなたを不安にさせている。逆にそうなればそうなったで、そのまま受け止めるしか選択肢ないのだけれども、あなたはそれをなぜかコントロールできる余地があるように思うからだね。とうことは逆にいえば、それらの不幸だと思っているすべてを受け入れることができれば、まさにあなたにはその愛をすべて享受することができる。そしてそのとき、やっぱりあなたはずっと愛されてきたということに気づくことができるわけだよ。
