微調整

日々

佇まい

静かに過ごしてみると、それは静止しているものだと思いこんでいたけれども、その細部に自然のダイナミクスを感じ取れることがあるね。普段は忙しく駆けずり回っている中で、ふと自然に目をやると季節によって姿形が大きく異なっていることに気づく瞬間でもある。ああ、もうこんな季節が今年もやってきたんだと感じるわけだけれども、そんなつかの間もすぐに都会の喧騒にかき消されてしまうわけだ。それこそぼんやりとしている場合ではないと、また賑やかな日常へと戻されてしまう。あなたにはそれだけやるべきことがたくさんあると信じているからだ。ところが何もしないでいたとしても、自然は大きく移り変わっていっているのは事実だし、気がつけば日も早く沈むようになっている。そして朝晩は急に寒くなり、あれほど暑いと思っていたことがまるで嘘のような変化が確実にそこにあるわけだ。夏が終わらないという異変を感じていたのに、あっという間に冬になっていくことをそこで知るわけだ。

ギャップ

そうしてあなたのこれまでの過去の思い出と現実のギャップを感じ取るわけだ。そしてそれを補正しようとあなたも装いを変えていく。これまでずっと半袖のシャツで過ごしていたけれども、とてもじゃないけれども寒すぎて冬服を押入れから引っ張り出すわけだ。まだコートは早いかなと思いつつ、ならどんな服装が快適に過ごせるのかとちょっと戸惑っていたりもする。おそらくは来年の夏も今年よりも暑くなるかもしれない。けれども今はそれは確実に過ぎ去ろうとしているわけで、その変化にいち早く適応しないと体調を崩したりするから注意しないといけない。そうして適応しようと準備したらしたで、また元の暑さがぶり返したりと、なかなかしっくりこない状況がしばらく続くね。そこで試行錯誤してなんとか凌いだとしても、今度は本格的な寒さにもまた対応しないといけない時期だと理解はしている。けれども、ふとこの繰り返しはそういえば昨年も同じようにしていたと思い出すわけだ。

繰り返し

もう何度も季節の変化を感じ取り、それにうまく対応してきたはずなのに、毎年悩むことが多いね。そういえば昨年はどう対応したかと思いだそうにも、ぼんやりとした記憶でしかない。そしておそらく来年も同じようなことを感じているのだろうと気づいている。それならしっかりと記録に残しておけばいいのだけれども、それが来年にピッタリと役に立つかと言われるとそうでもなかったりする。もちろん手がかりとしての情報としては無益ではないものの、その時々の状況に応じてカスタマイズする必要がなくなるわけではない。そんなふうにあなたは大枠では同じことの対応に追われているけれども、その詳細に関してはその時々の状況に応じてしっかりと微調整しているわけだ。そしてまだ何もしなくてもやり過ごせる空白の時期もあったりする。そんな自然の変化に上手に対応できているのなら、あなたが今追われている仕事や日常のやるべきことも、実は同じような対応で大丈夫だということだ。何もしなくても、何をやろうとも、必ず大きく変化するに違いないのだからね。