眠るために生きる

日々

杞憂

取り越し苦労なんていう言葉があるように、あなたはいつも先んじて想像して、まだ何も始まってもいないときからこうなったらどうしよう、ああなったら最悪だと妄想の中で苦難を感じている。よく考えてみれば不思議な現象で、まだ眼の前にそんな困難が起こってもないときから、苦難を乗り越えようともがいているわけだ。だからあなたの言う不幸は、本当にそうなのか、という疑問を持ってそれらを詳細に見てみるといいね。そうやってお茶を飲みながら不安に苛まれているとき、あなたの外観は単にお茶を飲んでくつろいでいるようにしか見えない。あるいはぼんやりと遠くを見つめてリラックスしているように他人からは見えるに違いないね。そんなあなたの様子とは裏腹に、あなたはまだ見ぬ苦労を先読みして、一人必死に戦っているわけだからね。

休日

そんな戦いの日々の中で、ようやく訪れた休日にあなたは疲弊して何もやる気がしない。寝っ転がってダラダラと過ごしたいと思っている。そんなときでも来週の仕事の段取りに頭を悩ませたりしているね。ああ、せっかくの休日なのにあなたの頭の中はフル回転する。そしてそのための準備を今のうちにやっておかないといけないと思って、いそいそとやり始めてしまうわけだ。もちろん、ダラダラと過ごしたいので寝っ転がりながらであっても、思考はいつも以上にフル回転だね。そんな生活の中でも一番休めている瞬間があるとすれば、それは熟睡しているときだろう。あなたがそこにいない瞬間でもあるから、休日がいつかとか仕事の段取りとかすべてが消えてなくなっている。本来ならそれが真の休息といえるわけだ。

熟睡

なら特別な休日に寝溜めするよりも、普段からしっかりと睡眠を取るということが最重要課題と気づくだろう。寝食を忘れて頑張るということがどれほど非効率であるかを物語っているわけだ。もちろん、寝る間を惜しんでやることもたまにはあるだろう。しかしその効率とか本領発揮する瞬発力を維持するためには、普段からそれらをしっかりと確保することが実は幸せな人生のために必須なわけだ。食べること、寝ること、そして楽しむことが自在に操れることが究極の幸せと言っていい。だからフルパワーで仕事に取り組むとか、無理して頑張るということはかえってマイナスとなってしまう。ましてやそれが常態化してしまっては、本末転倒なわけだ。とりあえず長期休暇を取るとかリゾート地へ出かけるとかしなくても、毎日早めにしっかりと眠ること。それが明日への活力となるわけだ。そうなるともはやぐっすりと眠るために起きている時間を使うことになるわけだからね。熟睡するために仕事するぐらいがちょうといいわけだよ。