同じこと

日々

繰り返し

いつも同じことの繰り返しだね。それもいいことばかりではなく、面倒なことがどちらかというと多い感じがしているだろう。その平凡で代わり映えのしない日々の中で、あなたは苦悩の真っ只中にずっといるわけだ。ところがその視点をちょっと変えてみると世界が一変する。それがあなたの世界を構築している要素であり、あまりいい感じはしなかったそれらは、よく考えてみればありえないことの連続だったりもする。毎年同じ時期に同じようなことでもがいていることを嘆いていたわけだけれども、それが必ずそうなっているということは一体どういうことだろう。季節がどんどん変わり、急に暑くなったり寒くなったりするわけだ。最近は秋がなくなったとか言われているけれども、紅葉は確実にまだ見ることができるね。そして急いでそんな場所へ出かけてみたりすると、ちょっと安心したりもする。同じことの繰り返しをうんざりしていたあなたが、今年も素敵な紅葉が見られたという奇跡を感謝している。同じことなのに変な話だ。そしておそらくは長い冬がやってきて、凍てつくような寒さを耐え忍び、早く春が来ればいいのにと願っているのだろうとなんとなく未来を予測できるわけだ。

日常

明日もまた仕事に行かなければならない。できれば体調が優れないので休みたいと思っているけれども、色々なタスクに追われているからそうもいかないと残念な気持ちになる。そして朝目覚めるわけだけれども、どんどん朝冷えが強くなって布団から出るのもこれまた億劫だ。ようやくそこから抜け出して身支度を整えるわけだけれども、同じように毎日鏡の前であなたの姿を見つめている。ずいぶんと変化している様子にも気が付かないふりをして、今日も一日が始まるわけだ。そしてもうその時点で、帰宅したあとのことの段取りなんかも考えている。もちろんそのとおりにいつもいくわけではないにせよ、殆どの場合はそのとおりになっているか、それに近い状態だね。それもまた繰り返せることが奇跡なんだけれども、あなたはそれらをつまらない日常だと感じているから、年末休暇は特別な場所へ出かけたいとぼんやりと思っているわけだ。そんな生活を気がつけば長い間無事に過ごすことができていることすらその時点では気がつく素振りもないわけだ。

大異変

そんな綱渡りな毎日は、自然と同じで本来予測はできないはずだ。急に雨が降ったり嵐になったりするような大変化でも起きない限り、あなたはぼんやりと過ごしている。日々の少しずつの変化には全くの無頓着であり続け、あなたは思い通りにならないことばかりをピックアップして不満に思っている。それでも明日は明日という唯一無二の世界が広がっているというのに、あなたはそれの良くないところばかりを見つめて生きてきたわけだ。同じことを同じようにやり続けることができるという幸せを現実と呼び、とんでもないトラブルを僥倖だと有難がってばかりいる。もちろんそれは大いなる変化であるからわかりやすいわけだけれども、そのベースが淡々と流れ続けていることがすごいことなのにね。だからあなたはずっと奇跡という幸せの中で過ごしてきた結果の今があることをつまらないと言い、とんでもない大トラブルを喜び、それを待ち望んでいる。よく考えてみれば変な話だね。そうして今もなにかとてつもないプレゼントが目の前に現れないかとワクワクしているわけだ。それそのものを幸せと呼ばずしてなんていうのだろうね。