いるだけで完璧
そこにいる
そこにいるだけであなたは勝ち組であり成功者の一人であることはほぼ間違いないと言っていいね。だから日々なにかで躓くことぐらいは実は大したことじゃないとも言える。もうすでに気がついたらこの世に生まれて、いろんな宿命を背負って様々な苦難や災いごとがあるにもかかわらず、運命のいたずらに翻弄されてながらもそこにいるのだからね。確率を計算するまでもなく、ほぼほぼありえないことが起こっているわけだ。しかもそんな日常をいとも容易く生き抜いているのだから、奇跡と呼ばずしてなんと呼ぶのか、という状態だね。ところがそれが当たり前になっているあなたは、そんな日々に呪いの言葉を発して台無しにしているようだね。その元になるのは、誰かや他と比べてのものであり、そもそも奇跡と奇跡を比べること自体がナンセンスだとも気づかず、もっともっとと欲望だけが肥大化して、もはや奇跡の中にいることすら忘れてしまっているね。奇跡が日常となり、その中でもさらに選り好みをするようになっているからだよ。
苦労
あなたの苦労は決して無駄にはなっていないことがわかるだろう。全部裏目に出て、またもや骨折り損のくたびれ儲けばかりだと嘆く毎日だろう。けれどもその結果を求めた行動をまずはできること自体を見つめ直してみよう。するとそれができるのは当たり前ではなく、それこそあなたが今たまたまそこにいて、それができるだけの余裕があって、そのための手段や方法を知っているからできているわけだ。そのうちのどれかが欠けても叶わないわけだ。まさにそうなる条件を知らず知らずのうちに兼ね備えているからこその失敗であり、苦労であり、悩みだとも言える。そんなの当たり前に他の人も同じだろうと思っているだろうけれども、それすら叶わぬ人の存在を無視しているだけのことだ。だからこそのまさにありがたさをそこに感じられるかどうかが、あなたの真実をまっすぐに見つめることができるかどうかに関わってくるね。残念ながら普段は当たり前の渦に巻き込まれているのでそんなところはよく見えないまま過ごしている。
悔しさの正体
いつか見てろとあなたは悔しさをにじませている。けれどもそれはあなただからこその特権であり、その他の誰とも似ても似つかない状況下でもある。それを胸にさらに頑張れるのもあなただ。努力は直接的に叶うことは少ないかもしれない。けれどもそのためのあなたのあらゆる苦難は、実はあなたが知らないところですべて叶っているとも言える。あなたが無視していたりスルーしていることにその大いなる成功が潜んでいる。誰かに好かれようとあれこれと心を砕いていることも、あなたが思う人には伝わらない。けれどもそこで磨いたあなたの魂は、それ以外のところで輝いている。でもそれはあなたからすればどうでもいいことだと思って気にも掛けない部分で発揮されているだろう。そしてそれらはあとからでしかあなたには認知できないままとなる。あなたが見つめているそれではなく、あなたが振り返りもしないところがキラキラと輝いているのだからね。だからやっぱりあなたが何をやるにせよ、何もやらないにせよ、そこにいるだけですべては完結していると言って良いわけだよ。