休日とは

日々

一息

忙しい毎日を過ごしているあなたにとっておきの休み方を伝授するよ。それは、休日にバタバタあれこれと溜め込んでいたことをしようとはしないことだ。何言っているのだと思うかもしれないけれども、休日はそういうことをすべて手放すことが本来の休息だね。だからせっかくの日曜日なのにとあれこれと詰め込んでしまうクセをやめることだ。そんなことより取るに足りないこれまで喉の奥で引っかかっていたシンプルな用事を終えることが充足につながるんだよ。散髪とか洗濯とか、本の一小節だけを読むとかだね。それをすべて完了しなければならないという脅迫めいた観念は捨てることが何よりも大切なんだよ。せっかくの休日に慌ただしく過ごすのは結局のところストレスを抱えてしまう。それだといつもの毎日と何ら変わらないどころか、いつも以上に忙しい状態に陥ってしまう。さらにそれらはすべて中途半端になって結局のところ疲れ果てて終えてしまうことの繰り返しとなってしまう。

余白

だから、考え方の一つとして、続きを楽しむという観点を取り入れることをおすすめするよ。でもあまりにもタスクが多すぎて完遂したものが何もなければもやもやしたまま、またいつもの平日に戻ることになってしまう。だから、短時間で簡単に終えることができるようなことだけに絞ってやったほうが良い。それこそ無意識にできるようなことに絞ってやるといいね。あとは、一つだけに絞ってそれをとことん時間を気にしないでやるのもいいかもしれない。いつもなら5分、10分程度しか割けないようなことをそれだけに絞って時間の許す限り夢中になってそれと一つになるのもいい選択だ。いずれにせよキーポイントはそれらすべてに余白を意識すること。それでやってもやらなくてもいい状態をキープすることが本来の休息となる。さらにいえば簡単なタスクをやり終えることも、集中してなにかに取り組むにも、時間的な余白が常にそこにあって、これぐらいにしとこうと思えるかどうかだ。そしてあまり深追いはせず、疲れたならすぐに手放すことが絶好の休み方となるわけだよ。

いつも

そんなことならいつもと変わらないじゃないか、と思うかもしれない。けれども結局のところ休日を特別に感じていること自体が異常なんだと気づくことができれば大成功だ。そう、いつものように過ごすとしても、そこにやってもやらなくてもいいという余裕がそこにあるかどうかだけの違いだと気がついたことが休息なんだよ。そしていつも以上に実は軽やかにいろんなことを気づけばやり遂げているのなら、むしろ平日のほうが休日だと言っても過言ではないね。そう、実はあなたがあべこべにしているだけのことであって、さらにそこから深く洞察できれば、いつもが休日そのものだと言っても良いと理解するだろう。あなたの充実度から言えば、平日と休日が逆転しているだけのことだったんだよ。もう早く休日が来ないかなんて指折り数えているという思いは、実は本当はもっともっとやれることをやり遂げたいという無意識的なパワーをコントロールしているだけのことだったんだ。そうなると、休日そのもののイメージや過ごし方が自然にそれに対応するようになるね。さて、良き休日を過ごしてくださいね。