ひとりぼっち最強
ひとりぼっち
人は一人では悩めない。いろんな問題ごともそうだ。あなた一人でいろんな問題ごとを考えて、悩もうと思ってもおそらくはすぐに飽きてしまうだろう。一人で誰にもその苦しみや解決方法を打ち明けられないとしたら、あなたは考えることをやめるだろう。逆に言えば、一人では苦しみや悲しみを深く感じることはないということでもある。誰かがいてはじめてそれに価値が生まれるからだね。特に悩みのほとんどが人間関係ならばなおさらだ。そもそも他人との人間関係が生じない状況では何も起こらないだろう。それぐらいあなたひとりという存在が放つエネルギーは想像を絶するぐらい強いわけだ。孤独死とか、お一人様問題とかいろいろ取り沙汰されているけれども、皆本来は一人ぼっちだね。そしてその原点に立ち戻れば、苦しみや悩みがそもそも成立し得ないという事実がそこにあるわけだ。
嫉妬
だれかと比べることで様々な思いがそこから生まれる。その対象がどこにもいないとき、あなたはそれを生み出すことはできない。もちろん情報だけを頼りになんとかひねり出すことができるかもしれない。しかしながら、実際には知らない人だけれども、あなたよりもいい暮らしをしているらしいと本気で嫉妬できるだろうか。おそらくはそれほど強烈に感じ取ることはできないだろう。あなたがいつも気にしていることがそこからわかるわけだ。あなたが比較対象としているあなたに近しい人にあなたは常に嫉妬しているわけで、それによって強力な優劣感を得られる一方で、同じだけの劣等感へと変わるわけだ。あなたにとってうまくいけば幸せであり、ちょっとうまくいかないときを不幸だと名付けている。すなわちあなた一人で不幸にもなれないわけだ。
幸せ
でも不思議なことに、一人でも幸せになることができる。いやいや寂しすぎて死んでしまうなんて言う人もいるけれども、実際にはそうでもなかったりするんじゃないかな。もちろんこの世界において本当にあなた一人を想像することすらできないわけだから、あくまでも思考実験の範疇ではある。けれども、幸せは誰かやなにかを原則必要としない。一方で嫉妬や不幸や悩みについては、比較対象が必ず必要である。これらからあくまでも導き出される原理としてはそうであろう。実際のところこの原理に気がついていれば、一人でも幸せ、二人ではもっと幸せとなる。すなわちそもそも幸せな人の集まりになるわけだから、そうなるのが自然だね。ところが実際にはその真逆となってしまうのは先に述べた通りだ。あなたが一人になることさえできれば、実はほとんどの厄介事は解決するか消滅するのはそういうことなんだよ。
