たまにはのんびり
真心
普段の生活をできれば丁寧にできるところから、心を込めて過ごすといい。すると幸せは遠い未来にあるものではなく、今ここにすでにあることに気づくわけだ。丁寧に入れたコーヒーを味わって、少しばかり時間をかけて掃除をしてみる。すると、いつも騒がしいあなたの思考がすっと静かになって、喧騒がやんだおかげで普段気にもとめなかったいろんな声や音が聞こえてくる。それは特段にスペシャルなものではないにせよ、いつもの風景がより深みを帯びてくるわけだ。何気ないことが大変革するわけではないけれども、いつもの時間の深みが感じられることで、こんなにもいつものそれらは、あなたのためにすべてが用意されていたという事実を改めて知ることができるわけだ。その機会はいつもの忙しさにまみれているから、それほどの味わい深さなんて感じなかったけれども、実はとても深淵であり、幸せの源泉だったということを再確認することができるわけだね。
焦り
普段はそんな日常茶飯事なことを些末なことだとフィルターをかけていて、そんなことよりも未来のビックウェーブばかりを狙っている。今に見ていろと、虎視眈々とチャンスの波を凝視しているし、そんな足元のすでにある日常なんて取るに足りないことだと決めつけている。逆に言えばそうでもしないと、遠い未来を見据える視座を維持することができないからだね。足元ばかり気を取られてしまっては、ほんの一瞬のチャンスを逃してしまうのではないかという強迫観念でいっぱいだ。もちろんそれも大切だろう。けれども、実はそれができているということ自体があなたが現状において過不足なく幸せであるという証左でもあるわけだ。実はあなたが好き勝手に生きられるということは、それをたくさんの人やものに支えられてのことなんだからね。それを忘れてしまうと、今日もビックウェーブを逃したことだけで不幸だとか、不運だとかと断定的に思ってしまっているわけだ。
足元
だから、足元は常にしっかりと見ることを忘れてはいけない。それがあなたの根幹であり、あなたが次のチャンスを見つめる土台となっているのだからね。それを蔑ろにし続けてしまうと、ここぞというときに足元がぐらついてせっかくのチャンスを掴み損なってしまうからね。もちろん、その時点で改めてそれに気づくだろうけれども、できればそれを知りつつのびのびと生きるほうがいいね。その視点を持ち続けるからこそ、チャンスを掴むことができるというパラドックスがそこにあるのだからね。あなたが思いっきり背伸びをしたとき、実はその足元を支えてくれている人やものが多ければ多いほど、より高く到達することができる。だから、いずれ幸せを掴みたいのならば、その前に足元を丁寧に見つめ直すことが最短距離となるわけだ。ちょっと忙しくて忘れてしまっているのならば、少しばかり丁寧になんてことのない日常を過ごすことがその最適解となる。だからちょっとだけ手間ひまをかけてお茶でも煎れてみましょう。そして、なんてことのないつかの間の静寂を過ごしてみませんかね。
