光の正体
未来
あなたも前に眼がついている。だからまさに目の前のことは比較的把握しやすい構造となっているね。逆に後ろは振り返らないと見えない。だから背中から急に襲ってくるような動物には恐怖を感じるわけだ。したがって身体の構造的にも前向きとは明るい未来を感じ、その背後には注意しておかないとなにかが迫ってくる危険性といつも隣り合わせな生き物なはずだ。ところがおかしなもので、まだ見ぬ未来に恐怖を感じ、振り返る過去にはすがったりしているわけだ。本来の構造的な性質から逆向きの思考があなたをいつの間にか支配しているのは、よく考えてみれば不思議なことでもあるね。
眼前
あなたの眼は何かを見るときに光が必要である。暗闇だとどちらに進めばいいのかわからなくなる。少しでも光があれば、あなたの高性能な眼はそれを見つけることが可能なはずだ。わずかな光も捉えられる能力を備えているにも関わらず、すこしばかり見えにくくなることをずっと恐れている。さらにいえば、背面には眼すらついていないわけだから、これまた振り返ったりそこに目を向けないとわからないはずなのに、あなたはそこにこれまでの記憶で眼の前の暗闇よりもはっきりと認識していることが多い。まさに記憶の光があなたを支配しているとも言えるわけだ。
意識は光
そうやって今感じられる情報から、あなたの世界が常に構築され続けているわけだけれども、なぜかあなたは未来を恐れ、過去ばかりに意識を向け、さらにはその過去に囚われ続けて苦しんでいる。本来、眼の前に広がるわずかな光の世界には、ワクワクできる構造なのにね。あなたはその眼の前のことを捨象して、過去の映像を今ではない世界に投影し続けて苦しんでいるわけだ。それらから類推できることは、あなたの世界はあなたが光を投じているからそこに浮かび上がっているとも言えるね。すなわち、わざわざ嫌なことや嫌いな人にあなたが光を投影し続けている。すなわち実はあなたが光そのものだったということだ。ということは、あなたはどこに光を投じるかも自由に変えることができるはずだね。
