この世に一人だけ
予定調和
いつもあなたは良いことだとか悪いことだとか、向いているとか向いていないとかそんなことばかりを見つけては一喜一憂しているわけだ。それが楽しみになっているのならば、まさに人生を謳歌しているということで全く問題ないわけだけれども、そればかりにとらわれてしまって、喜びがあるにも関わらず、悩み事の方があなたの思考を覆ってしまうのは不思議なことだね。まずはそうやって悩むことができること自体が素晴らしいわけだけれども、それをさておいて気に入らないことばかりに注目してしまっているわけだからだ。良いことも探せばたくさんあるにも関わらず、悪いことばかりをさがす能力がどんどん磨かれてしまって、何を考えるにも最初に良くないことばかりがどんどん溢れ出る状態に陥ってしまっているね。
幸運
同じように人生を歩んでいるにも関わらず、あなたよりたいして辛そうでもなく、努力してそうでもなく、ふんわり生きている誰かのほうが楽しそうに見える。そこであなたはみんな幸せで良かったと思えるかというと、実は真逆で嫉妬であなたを悩ませるわけだ。そもそも他人がどんないい暮らしをしようとも、どんな幸せを手にしようとも、あなたには関係のない話だ。それなのにあなたはあなたの人生をその他人の人生に振り回されてしまっている。せっかくあなただけの世界が目の前にあるにも関わらず、それには目もくれず違う場所ばかりを眺めては苦しんでいるわけだ。そこにはあなたは不在だね。誰かの言ったことや、あなたが思っていたとおりにならないことばかりを、何度もあなたの頭の中で繰り返し再生している。そもそもその必要ってあるんだっけとなぜか気が付かないままだ。
数と量
そうやって、あなたのせっかくの楽しい時間を、誰かのことばかりを考え続けて陰鬱な時間をすごしてしまっているわけだ。そしてそれらはどれだけあなたが心を砕いて考え続けたとしても、1ミリも変えられないことなのにね。それを本来はムダだと呼んでいるわけだけれども、あなたはわざわざそんなムダに夢中になっているとも言える。そんなことよりも、好かれないあの人をどうにかしようとするのではなく、あなたを今まで支えてくれている人たちに笑顔で感謝を伝えよう。その人数が少ないと嘆くよりも、一人でもいてくれたらそれで十分なはずだね。何万人というファンに愛されるスーパースターも、たった一人の恋人に振られただけで、誰よりも苦しいのはあなたと一緒だ。愛されることは数でも量でもなく、一人だけで十分なのは、あなたもすでに知っているはずだよ。
