暴れ馬

日々

背伸び

何かを習得するとき、あなたはこれまでやってきてはいないことに直面する。そしてそれをなんとかものにしようと努力を重ねる必要があるわけだ。もちろん最初から楽々としてできたことなんてないし、それを続けたとしてもなかなか思うようにはいかないままだね。でもそれがやがて少しずつでもあなたの成長に繋がっているのは実感できるだろう。できなかったことがある日突然できるようになる。いや、もっと正確にはできるような感じに変わっていくと言ってもいいかもしれない。そうしてあなたは、これまでのやってきたことにプラスアルファの幅を得ることができるわけだ。もちろんそれは完全にマスターできずとも、それに挑戦したという経験が、あなたの視点を大きく変えていくわけだ。そうやって少しの背伸びが世界を変えていくわけだね。

諦め

一方で、何度やってもうまくいかないから、ちょっとくじけてしまうこともたくさんあっただろう。やりかけの趣味や読みかけの本などは、振り返るにも恐ろしいぐらいの量がそこにそのままであったりする。なんて中途半端な人生を送ってきたのだろうと、それを見てがっかりするときもあるだろう。けれども実はそれでいいわけだ。すべてを完璧にこなすことなんてできるという方が挑戦という視点で言うと、弱すぎるわけだからね。振り返れば数十年繰り返していることがあるだろう。それらを一つ一つ分析してみれば、あなたにとっては簡単なことばかりだ。だから言葉にすれば数十年分の経験を積み上げているといえるかもしれない。けれどもそこに何らの努力や挑戦がないそれらは、成長という部分では何も積み上がってはいない。

苦難

だから少しばかりの負荷や、いまいちできないことがそのままなのは、逆に言えば伸び代が残されているとも言える。もちろん人には向き、不向きがあるから特にできないことばかりに注目してしまって、苦手なことを克服しなければならないと思う必要は全くないし、苦手なことばかりにエネルギーをつぎ込むのは得策でもないだろう。それよりもできることを伸ばすとか、磨いていくことができるのならばそちらのほうが成長と進化という部分では大きく前進するだろう。そういう視点で言えば、そこには少しばかりの負荷が必ずつきまとうものであり、それがないまま繰り返しているのならば、次の扉は開くことはないね。ちょっとむずかしそうなことをあえてチャレンジしてみるという小さな挑戦を繰り返すことで、あなたは知らないうちに自由自在に人生を生き抜いているといえるわけだ。苦難を忌み嫌うばかりではなく、なんとか丸め込んで自らの糧になるように手なづけていくことこそが、人生の醍醐味なんだからね。