便利さの裏側

日々

オートパイロット

自動運転が主流になるのも、技術的にはすぐそこにあるね。もちろん、万が一の事故に対する保障や責任問題など、法律的に解決しなければならないことが山積しているのも事実だ。もちろん熟練したドライバーが運転するそれと、彼らの叡智を結集したオートパイロットのどちらが優れているとかいう次元の話ではない。しかしながら、もし同じぐらいに安全を確保できるのであれば自動運転にますます拍車がかかることは目の見えている状態だ。もっと言えば自然界には予測不能な動きや状況が必ず存在するわけで、それらを排除した人工的な空間をコントロールできるようになれば、さらに実現は即座にできるだろう。すなわち動いているものと人の流れを完全に分離することができれば、事故は限りなく稀なものにできるはずだね。

地図

自動運転には地図は必須だね。地図の正確性とそのときの状況のセンシングが高度に連携することで、とりあえずオールクリアでなければ一旦停止するというプログラムだけでかなり事故は減らすことができる。事故は動作しているなにかで起こるわけだからだ。すべてが停止している状況においては事故は起こりえない。しかしながらいちいちマージンを大きく取って停止してしまうようなプログラムだと、全く非効率で使い物にはならないだろう。例えばいろんな人や車が交差するような道を全く作り変えて、チューブのように隔離してしまえば、そこで動き回るなにかがあっても理論的には事故が発生する確率はかなり低くなる。トンネルというかチューブのような道路の地図を新たに作り出せば、事故率という観点ではほとんど解決するだろう。

自由移動

しかしながら、実際に運転する目的は、定期的な物流や決められた人員を運ぶだけではないね。誰もが到達したことがない未開の地であったり、そのために敷設する道路建設であったり、インフラ整備のために道なき道を進む場合もあるだろう。もちろんそこはやはりベテランの叡智が必要な分野であろう。そうしてまた地図に新たな道が追加されるわけだからね。そうやって次々と進化するわけだけれども、最初の第一歩はこれまでも、そしてこれからも同じことになる。すなわち便利さや安全は、最初のリスクに対する投資を誰かがやらねばならないことだということは変わらない。便利さだけに頼ってしまうと、そのことすら忘れてしまうから注意したほうがいいね。