描き続ける
意味
いろんなことに直面すると、それがどうしてそうなったのか、そしてそれを防ぐにはどうするか、なんていうことで頭がいっぱいになってしまうね。そうこうしているうちに、気がつけば人生も後半に差し掛かっていて、あっという間にそのことだけで日が暮れていく。そもそもいろんなことが起こったり、変化したりすること自体に意味はない。それをわざわざ一つ一つ取り上げてその意味を与えているのは紛れもなくあなただ。しかしそんなあなたからすれば、それがしたくてしているわけではなく、世間一般的な常識と照らし合わせて、それが問題であるかどうかを比べざるを得ない状況だと思っているね。でも本当にあなたを悩ませているそれらすべてがそうだろうか。もしかしたらあなたは無意識的に勘違いしていて、実は問題でもなんでも無いことすら、そこに含めてしまっているかもしれないから注意したほうがいい。ほとんどの場合は、あなたが思うほどの意味はなかったりするのだからね。
ゼロイチ
うまくいけば成功で、ぎりぎりのところは失敗だと厳格に判定するのもそうだ。決められた条件下で、常に一斉にレースをさせられている状況であっても、そのレースはたまたま2位に終わったとして、それは失敗だと断定することが多い。なぜなら1位でないと意味がないというルールを自ら課しているのだからね。もっと言えば、1位を目指したがゆえに入賞したとも思っている。だから次こそは本命の1位にならないと意味がないと思って、またひたすらに努力を続けている。もちろんそれ自体すらそれほど重大な意味を持つものでもない。なぜならあなたがそう決めただけだからね。世界一になるという夢は特に誰かから強制されたものであったとしても、それを受け入れるかどうかはあなた次第だからだ。実際首尾よく世界一の座についたとしても、それは一瞬であって、それ以上の意味はそこでようやく受け入れられるのだからね。
思い出
大成功を収めようと、大失敗ばかりであろうと、人生の本質は何も変わらない。名声を得ようとも、そうでなくても、幸せはそこではない。今できることが人生のすべてだからね。成功して有頂天になったとしてもそれは過去になるわけだし、失敗してどん底になったとしてもそれも過去になる。そうではなく、幸せは今しかないわけで、いわば幸せと今は同じことだとも言える。成功しても失敗しても今それを感じていることがすべてだ。それ以外はすべて思い出でしかない。そしてそれを語ることができる今がすべてだ。もちろん失敗でもいいね。なぜならそれはそのときのスケッチであって、今もなお人生を描き続けているわけだからね。そしてその筆を置く時に、すべてが無に帰するわけだ。だから今描き続けられていることが幸せの正体であり、ずっとそれができる間が一番の幸せだね。まさに成功や失敗はそのためのストーリーの一部であって、それは幸せではないということだよ。
