平常心

日々

平穏

なんでもない日々が繰り返されている。大きな夢が叶うわけでもなく、だからといって突然の不幸が襲ってくることもない。特別な日と記録されるような出来事もなく、あなたの心も平穏だ。そんな日々がよく考えてみればほとんどだった。もちろん、あるミッションをクリアするために、日々眠れない日々を送ることもあっただろう。あるいはどう対応すればいいのかを思案して、キリキリした日々も確かにあった。けれどもそれもこれも今となってはいい思い出として過去の記憶として残っているだけだ。あなたは知っている。それらもいずれ時間が経てば、記憶すら曖昧になっていき、やがてそんなこともあったなというぐらいの経験として少しの間は残っていくわけだ。あれほど大変だった日々も、平穏な日々に徐々に包みこまれていく。

収斂

そうして、あなたの日々は平穏なそれに収束していくわけだ。多少の波風が立ったとしても、そうなってしまう。時間がすべてを解決していくのはそうだし、なるようになっていくのもそうだね。まさかこれは人生の一大事だと思うことが度々あったし、おそらくはこれからもそれに出会うかもしれない。けれども、すべてがやがて平穏な日々と変わっていくわけだ。ということは、まるで川の流れのように、天から大地に降り注いだ豪雨であっても、山から急流として流れ落ち、やがて大海へと注がられるかのようなものだね。もちろん嵐によってときに荒波となるけれども、それもずっとそのままということは未だかつて一度もないね。激しい動きを強いられることがあったとしても、それはいっときのことでしかないことにもすでに気づいているはずだ。

無常

そうやって同じあなたの日々も、激しく揺さぶられる時を経て、実際には波一つない状態にも変化していく。まさに七変化なんだけれども、ずっと揺さぶらるにはそれなりにエネルギーが必要で、その状態を維持するのは思いの外大変だね。そして激しく揺さぶられるためには、あなただけの力では土台無理な話だろう。その逆も真で、そんな荒ぶった波にあなた一人が向き合ったとしても、それを収めることなどできるはずもない。それだけにエネルギーの大きさがあなたのパワーと釣り合ってはないわけだ。そんな構造を理解すれば、嵐になればそれがやがて去ることを知っているから、それに無理して対抗しようなんて思うこともなくなる。すべては移ろいでいくだけの一過性のものであって、やがてそれらは終わることを知っているからだ。ただそのときにできることをして、じっと待つだけであなたの平穏はそのままとなるのだからね。