正解の向こう側
絵空事
いろんなことが起こる。あなたにとって良いことも悪いことも同時に起こる。そのうちできれば良いことだけ起こるようになるといいな、なんて思っている。それらはすべては絵空事であり、夢みたいなものだね。良い夢も悪夢もそもそもの発信源はほかでもなくあなただ。そしてあなたがどう見るか、どう捉えるかでそれらは決まっている。あなたが許せないと怒りに震えるとき、あなたがそれをそうしているのであるし、あなたがとても嬉しく幸せに思っているときも、あなたがそれを素晴らしきものだと思っているからに過ぎないわけだ。そしてその基準もあなたがそれを選択しているだけで、何も神様が決めたものではないね。もちろんあなたの中の神様がそうしなさいと言っているかもしれないけれども、それは万人にとっても同じことだとは限らないだろう。
正解
近頃ではAIが台頭して、正解があふれる世界になった。だから正解はすぐさまこれだよと教えてくれる時代でもある。それ以外は不正解か不十分だと思われてしまう傾向にあるわけだ。でも逆に言えば、不正解が貴重な時代でもある。計算結果がそうであったとしても、あなたにとっての正解はあなたが選別している。そしてそれがたくさんあるとすれば、あなたは困ってしまうだろう。どれを選べばいいのかわからなくなる場面が増えてしまうからだ。だからさらにその中でもベストアンサーはどれかということすら、AIに聞いてしまう羽目になっているね。あなたがやっていた最終選択さえも放棄してしまえば、もはやあなたはAIに溶けてなくなっていくね。そしてあなたはいつの間にか、あなたという夢をAIに託すことになっていくだろう。
大きな夢
すなわち夢とはあなたそのものであり、それがあなたの世界のすべてだということだ。それすらも手放してしまうと、もはやあなたはどこにもいなくなっていくわけだ。決断に迫られたとき、AIに聞いてそのとおりにする。わからない未来をAIに決めてもらう。今日のあなたのご機嫌を取ってもらうのもAIにお任せだ。そうしてあなたはいつしかすべてがあなたの手から離れていくね。それでも最後に残るものは、聞いているという行為だけとなる。あなたという正体はなんでもかんでも聞くことに集約されていく。やがてあなたにとっての世界は正解しかなくなっていくだろう。それでもそれほど心配することはないのは、AIという存在自体もあなたにとっての夢の一部だからだ。すべては幻想であり夢であり、AIもあなたの世界を超えることはできないとも言えるのだからね。
