当たり前の中に
こだわり
幸せになろうとして幸せに縛られて不幸になるのは、幸せばかりに注目してしまうからだ。これと同じような構造は他にも多くあって、楽しく過ごそうと、楽しいことばかりを求めて、かえって疲れてしまったり、豊かさを求めてがむしゃらに働いてみれば、かえって忙しくなって日常が貧しくなったりしてしまうわけだ。これらのことからわかることは、求めるなにかばかりに注目してしまうと、それ以外がおざなりになってしまう。だから、実はかえって逆効果になってしまうわけだ。だからいつもそうしてきたことの反対を見つめることが大事なんだ。幸せになりたいのなら、今感じている違和感を見つめることでその正体を突き止めることが必要だし、楽しく過ごしたいのなら、楽しくないことや、なんとも思っていないことに注目することだ。それらを減らすことができれば、総じて楽しくなってくるのだからね。
見積もり
これまでの人生はいつも足し算であり、不足しているなにかばかりを追い求めてきたわけだ。足りないから手にしようともがいてしまった結果、それを仮に手にしたところで、薔薇色の人生とはなり得なかった。すなわち何かを手にするために払ったコストは、それを手にしたところで回収できるわけではないからだ。それこそそれにこだわりが強すぎるがあまりに、それ以外のあなたが今持っているものを差し出す犠牲の方が大きくなりがちだからだ。そうまでして手にしたそれらがなぜあなたの思うようには効果が発揮できないのは、あなたが気が付かないところで失ったものが大きすぎて、バランスが取れていないのが原因なんだ。そしてまた悪いことに、それにあなたは気が付かないままでこれまでずっと来ていることだね。だからそのままではあなたの願いがほとんど叶わないという悲しい結果ばかりとなってしまうわけだ。
逆転
だから、天邪鬼のようにあなたの願いとは反対側をしっかりと見つめるようにすれば、少なくとも気楽に過ごす人生が訪れるだろう。何かをやりたいときは、今すでに持っているものや、すでにやれていることにまずは注目するのが得策だね。あなたにとっては全く未知であり、今までやったことがないと思いこんでいるそれは、実は似たようなことをすでにやっていないかどうかチェックしてみるのが先決だろう。あなたが求めていることは、ほとんどの場合すでにやっている。そしてそれらはあなたにとって当たり前となっていて、特別に注目もしてこなかっただけのことだったりするわけだ。幸せになりたい、と思っているけれども、実は今かなり幸せであったり、もっと楽しく過ごしたいと思ってなにかを探し始めたとしても、すでにかなり愉快な人生だったりするわけだ。そういう意味で、あなたの思いの大部分はほとんど勘違いだとも言える。ただ勘違いの原因が少しでも分かれば、あなたが本当に求めている何かが浮き彫りになってくるに違いないね。
