リスクの正体
好き嫌い
どうしても好きになれないことがあるね。強いて言えば嫌いではないことも好きではないに含まれるだろう。そして嫌いなことは、あなたにとっておそらく特別なことに間違いはないね。嫌いという感情は、実は好きという感情と同じがそれ以上の強さを帯びているからだ。ほとんどが好きでも嫌いでもないことが占めているいる。そしてあなたがとびきりに好きなこととなぜか同じぐらい嫌いなことが同居しているわけだ。このことで見えてくることは好きなことを増やすと、嫌いなことも同じように増えるということだ。好きにしていいよ、なんて言われると困惑するのも、実は嫌いなことが対極にくっきりと姿を表すことを恐れているからだ。その仕組みはとてもシンプルで、あなたがそこで困惑する最大の要因は、あなたが好きだと思っていることを実行したら、なんと相手や周りがそれによってドン引きするんじゃないかというリスクを一番最初に思いついてしまうからだね。もしあなたがそれを全く気にしない性格であれば、そんな思いは微塵にも感じないだろう。
好きを仕事に
だから、好きを仕事に、なんていうキャッチコピーに騙されてはいけないね。もちろん嫌なことを渋々仕事にあえて選ぶ人はそういないだろうけれども、ほとんどがまだ見ぬやってもないことに対する恐れを嫌いじゃないか、向かないのじゃないかと思い込んで心を守る防衛反応を嫌いだと勘違いしていることがほとんどだろう。そんなのやってみないとわからないのだけれども、残念なことにそれ以前の選択肢に上がることはまずないね。じつはそこが一番のチャンスなんだ。苦手かなと勘違いしているけれども、実はまだそれほどやってもないことを断罪しているわけだからね。まさに食わず嫌いと言われている状況っていうのは、実は日常的に頻繁に起こっているわけだ。どちらかというとあなたは前向きな性格な方だと自覚しているにも関わらず、そうなってしまう根本的な原因は一体どこにあるのかと自らに問うてみれば、大抵の場合は失敗に対する恐れだ。そして失敗はなぜそれほど避けたいと本能的に思うのかというと、それに伴う損失を過大評価しているからなんだ。
リスクヘッジ
あなたが失敗して、周りの人から揶揄されたり白い目で見られてしまうとどうなるのか。そこを冷静に分析してみればすぐにわかるだろうけれども、たいていの場合は「誰もあなたに興味はない」という残酷な事実がそこに横たわっている。すなわち、あなたが思うほどあなたを特別に関心を寄せている人なんていないということだね。それにたとえ一時的に批判されたり評価が下がったりしたところで、あなたが想定しているほどの損失や苦しみはなかったりする。逆にあなたが素直にそのことに対して挑戦したことを称える人が出現したりするから面白いわけだ。失敗とは、その表面的ななにかで測るものではなく、それによってあなたは何を得たのかを少しだけ立ち止まって考えてみるといいね。多くの場合はいわゆる徒労に終わったと考えてしまうけれども、その分析は実はとても不十分だということだ。なぜならあなたには、それをやらなかった人よりも一歩先を確実に進んでいるからだ。多くの場合のあなたが感じるリスクは実は勘違いであって、ほとんどはたいしたことでもないし、やったことによってあなたは間違いなく周りの人より一歩先に進んでいるのだからね。
