ホワイトスペースのスキル
終電
幸運にもまだ最終電車に間に合う時間にすべては終わった。ああ、これで安心して帰宅できると安堵するわけだ。またタクシーで帰るには費用がかかりすぎるし、なんのために働いて日銭を稼いでいるかわからなくなってしまうからだね。もちろんそれを支給してくれる会社だとありがたい。けれども今度は費用はかからないけれども、時間は戻らない。だからできれば早く終わって帰ることが一番だと気づくわけだ。ならばどうしてそう遅くなってしまうのか、を鑑みると大抵の原因は仕事量の配分が間違っていることが多い。そもそも無理な量をこなさなければ次の日を迎えられないという構造の問題そこに見つけることができるだろう。例えば今日の仕事内容を就業時間の最後にまとめて日報をしたためて提出しなければならないところも少なくないだろう。もちろんそこで感じた問題点やそれに対する改善点をいち早く知ることができる大いなるメリットのためのコストなので、少々の負担にはなるものとても重要なタスクの一つだと規定されているからだ。
段取り
最初に結果の報告書を作成し、仕事の進行とともに空欄を埋めていけ、なんてどこかで聞いた言葉があったりする。あるいは逆算思考で、期日から遡ってTODOやタスクを洗い出して、その計画を立てることがとても大切だとされている。ゴールが決まるからそこまでにしなければならない見通しが、よりくっきりはっきりとする。それが不明確だと、すべての締め切りが曖昧になって、結局期日近くでキャパオーバーとなってしまうね。さらに言えば単なるスケジュール作成や、TODOリストの作成というのみならず、それに必要なリソースや手段、方法なども含めた目論見が織り込み済みであればなお良い。それでも思っていたのと違う予想外のトラブルや工数の多さに出会い、その上でさえ四苦八苦するのが常だね。そしてそういうことも日常茶飯時として、ある程度のバッファを計画に含める塩梅が、まさに職人技と言っていいぐらい適切で、長すぎもせず短かすぎもしない絶妙な余白が取れるかどうかが、一番重要な肝の部分だったりするわけだ。
肝心要
となれば、実のところタスク管理やTODO管理なんていうのは、実はメインではないということを示唆している。もちろんこの期間でここまで達成するとあとが楽になるとかという駆け引きはある。しかしながらやるべきことはもうすでにお膳立てされているし、それ自体は大きなトラブルさえなければそのまま淡々とこなしていくことはそれほど難しくはないし、達成率も比較的に高い水準をキープしているだろう。だからこそ先読みの感性がそこに必要なんだ。想定外を想定内に変えてしまうこのスキルこそが現代社会でもっともキーになってくるに違いないね。ということは、仕事上のスキルを磨くことよりも、それ以外の直接関連しないような知識がそこで大活躍するようになる。すなわち、段取り力や先読みするスキル、さらにはその予想確度が高いかある一定の水準を保つためには、なんだか変な感じだけれども、仕事一筋という実直で真面目さだけでは、それらを乗り越える力はいつも少し足りないね。たまにはある程度の書籍に触れてみる時間ぐらいは工面したいものだね。
