どんなヒトになるのか?

日々

経験

これまでの経験は、これまでの価値観によって創造され、その中での正しさを帯びている。その経験が人生を少なくとも上昇させ、良い暮らしにつながるためのものだったはずだ。教育もそうだし、社会に出てのスキルアップもそうだね。そして生まれた時点ではなにもなかったスキルやキャリアを身につけることで、あなたの人生においての有益さを得たり、社会においてもどこかに役立つポジショニングを得たりすることが善と信じてきたわけだ。ところが、それが今は大きく揺らぎ始めている。だからなんとなく英語やプログラミングなんかはAIによって不要になるのではないか、と言われてなんだかモヤモヤしていたりする。あるいは世の中を生き抜く上で必要だと思われるスキルが膨大に存在していると思っているから、そのすべてを網羅するための一生はとても短いわけで、その中での厳選された自分らしさをいかに発揮できるのかという、特定の分野を見つけることに必死になってしまう。ところがそれが覆されるような不安と安心が同居するような穴の座りが悪い感覚を覚えているわけだね。

超人

人が生涯をかけて習得できるスキルやキャリアが限られていて、せいぜい今でも2,3のキャリアぐらいしか築けない限界がそこにある。その理由は健康寿命的な制約がそこにあって、もちろん頑張ればなんとか増やせるとしても、そのスピードはネットワーク上を行き交うデジタルデータ上でどんどん生成されていくそれには到底叶わないわけだ。法律に明るく、会計や税制もこなし、プログラミングでシステム設計ができ、それを運用して改善できる診断データも駆使できる。さらにはビジネススキルや資産運用の金融スキルも手にして、それを支える研究開発分野にも明るく、投資や流動資産の取り扱いにも一歩秀でている。それだけだと無味乾燥な人として付き合いにくいから、愛嬌があったり機知に富んだ会話ができるバックグラウンドとしての哲学や芸術、歴史なんかにも専門家を凌駕するような会話ができる。そんなスキルを一生かけてすべてをトップクラスにするなんて言うのはまだまだできそうにもないと思っているだろう。

アプリ人間

しかしながら、それらをまるでスマホにアプリをインストールするかのごとく、APIによって必要なときに必要なときだけ使えるような時代がやってきているわけだ。シンプルにゲームがしたければ、あまたあるアプリから適当に選んでインストールして遊ぶ。思っていたのと違うのならば消せばいいだけだ。いつでもお手軽に必要なスキルをつまみ食いできるとなると、話は大きく変わってくるわけだ。これまでの教育や社会においての優れているという価値は、もはや過去の遺物となっていくのかもしれない。すでにすべてを暗記するなんている必要は、ネットワーク上の巨大な外部記憶装置の出現でほとんど必要がなくなってきたことは実感として感じているだろう。少し前のことを知っている人からすれば、スマホから買い物をするなんていう行動様式はなかった。それが今や店舗へ行くことが特別なことに変わってしまったわけだ。さて、そんな風にどんなアプリをインストールするかによって、どんな人物像にあなたは変化するかが唯一の残されたあなたらしさに変わっていく時代において、あなたにとって必要なスキルはどういったものだろうね。