ズレている
リセット
良いも悪いもないゼロにすることをリセットという。数直線上ではどまんなかのゼロ地点だね。偉いとか偉くないとかを生み出すためにはそのどちらでもないゼロが必要だし、高いとか低いとかもそう。すべてはなんでもないところが基準点になっている。したがって、ゼロの地点は絶対になくならないのと同時に、その数直線ごと消えてしまえばそもそもの概念すら消えてしまうわけだ。だから度々較正が必要な計測機械のように、ゼロ地点に戻すことが必要なんだ。この世の基準というものは、そういう意味ではあるようでない。もっと言えばそれらはすべてあとになって人類が生み出した基準というものがほとんどだ。それも意味があるかどうかも含めて、それによって無意識に測っているのもあなたでしかない。ゼロ地点そのものも、あなた次第ということになる。
地上
地球という大きな宇宙船に乗って旅をしている我々にとって、その地点が春分、秋分の日となる。それも昼の長さと夜の長さがちょうどぴったりに来る地点だね。もちろん昼夜の長さという概念があるからこそ、それを用いることができるわけだけれども、不思議なことにこれほど科学は進歩していない頃から、なんとなく生活実感として知っていたものだ。その当時はそれがなぜそうなるのかを知る由もなかったけれども、影の長さを見てなんとなくわかったことである。それは宇宙全体に適用するようなものではないにせよ、地球にいる我々にとっては特別な意味を人類は与えたわけだ。あなたがいる場所をとりあえずゼロ地点にして、それ以外のなにかをそこから比べるわけだけれども、それもあなたがそうしているだけのことで、宇宙のどこかで暮らす誰かにとっては、その意味すらわからないものかもしれない。それぐらいいつも目にしている比較された数値は、とっても狭い範囲でのそれであるということには注意したほうがいいね。
計測
あなたはこれまでずっと比べ続けてきた。そして、あなたもそれをすることによって比べられる対象となってきたわけだ。良いとか悪いとかということが、絶対的な常識だとか、正解だとか、合理的なベストソリューションだとか、そんなことばかりにとらわれて生きてきたとも言いかえられるわけだ。そんなあなたが根拠というか拠り所にしているゼロ地点は、この地球上でさえ、全く通用しない世界があることも知ることができる時代だね。そして、何がどうだとか、それによってあなたが決めつけることで、あなたはなにかの苦しみを感じている。それを解消するのは逆に言えば簡単で、それを手放すなり較正すればいいだけのことだ。そして、あなたのゼロはあなたがいとも簡単に変更することがいつでも可能だ。もしそれが困難であるのならば、それこそそのゼロがあなたにとっては間違いであるという証拠でもある。そこに気がつくかどうかで、可能性という重く閉ざされた扉が開くチャンスがそこにあるかもしれないわけだ。
