ちょっとだけ

日々

普通

普通こうだろうなんてぼんやりと思っている。だからそれ以外の何かに出会ったときにドギマギとしてしまうわけだ。あなたの普通からあまりにもかけ離れたそれだと、もはや理解することすらもできないね。でも、あなたの普通から少しだけ違っていれば、強烈な違和感があなたを襲って苦しみや怒りさえ湧き上がってくる。不思議なことにあなたのそれとは少し違うものに対しての嫌悪感は最大となるわけだ。ここがポイントで、あまりにもかけ離れていれば、あなたはそれに影響されることすらない。ところが、少しだけ違うとある意味攻撃対象になってしまうということだ。すなわち、ほとんど同じのものに激しく反応し、全く違うぐらいなものに対しては無関心ということだ。現代の情報戦争においては、ここが一番の肝となっている。そのことにすら気づくことができないのも、同じ仕組みなんだよ。

少しだけ

そう、少しだけ違う方が、多くの人の心を揺さぶることができるということだ。トンデモ理論はなかなか広まることができない。けれども、それを少しだけ違うように調整すればリアクションを最大化することができる。現代のいわゆるバズるという現象のすべてに、その法則がもれなく適用されていることに気づくことができるだろうか。この少しだからこそ感じられる違和感が、あらゆる原動力に変わって、とても大きなウェーブとなる火種となっている。そのズレを可視化することがもはやマーケティングの肝となっている。いわばほどよく擽ることができるネタを、皆が躍起になって探し続けている状態であるとも言えるね。その構造は、これからもしばらくは誰かに上手に活用されるだろうし、それによって民衆の大意を操作することも可能なわけだ。そしてそれを知っている人たちだけが、それを操る側に立てるという状況でもあるね。

刺激

あなたは肌身離せず持っているスマホから、四六時中その情報に振り回されている。そしておそらくは眠る直前までも気になって仕方がないというよりも、毎日のルーティンワークの一つになっているからそうしていることだろう。そう、さらにポイントとしては、そうやってあなただけはその操作対象ではないという無根拠な自信が、さらにそれをやりやすくしているという罠がそこにある。ちょっと引いた目線でしか情報に触れていないつもりだろう。しかしながらそういう人たちこそ、実のところ一番の対象でもある。少しずつそうやって人の心を揺さぶることで、あなたを少しずつ、かつゆっくりと変えていくことができるからだ。先にも行ったように、ほんの少しだけの違和感が大切なのは、大きく扇動しては反発するか、無関心となるという法則でもって、あなたはそれ以外だという安心感をもっている。それが一番の対象であるのだからね。