特別扱い
堅牢
台風がやってきている。今年はどうも遅い台風が発生し続けているみたいだ。それを気候変動だとか地球温暖化だとかすぐに原因と結論を求めがちだけれども、そもそもそんな知見はそれほど長くはない。だから例年には当てはまらないといって異常気象だと断言するのは、ちょっと早急すぎるような気がする。もちろん、ここ100年からすれば大きく違っていると言ってもいいだろうけれども、地球の誕生のレベルまでいかなくても、人類の誕生ぐらいのスパンで考えるに誤差程度のレベルに過ぎないだろう。それこそ、にわかな人類という生物にとって、自然を語るにはちょっと早すぎるのかもしれないね。それぐらい自然の流れはまだまだ予見するには程遠いわけだ。大自然の流れの中で、そこに身を委ねつつ生き残ってきたわけだけれども、昨今ではそのエネルギーに対抗すべく、それこそ叡智を結集して堅牢にして耐えうるようにしている。丈夫なものはある程度までの暴風雨に耐えられる。けれども一部でも壊れてしまえば、被害だと呼ぶようになった。
対抗
何かのエネルギーから身を守るために丈夫にするというのは、一つの選択肢でもある。それが唯一無二だと言うとそうでもなくて、それに抗わないという戦略もあるようだ。特に固定資産を持たない生物を観察すると、その戦略の多様性が見て取れるね。それらは今あなたの目の前にいるとすれば、それこそ生命の誕生からずっと生き延びてきた精鋭たちであることは間違いない。もちろんあなたもその一人ではあるけれども、彼らから学ぶことは、受け流すという自然に沿った戦略だということだ。そしてそれは馬鹿にできないぐらいの成果をもたらしている。もちろんこの先数百年単位という長いスパンでは、いずれ限界が来るかもしれない。でもそれを言えばあなたも同じリスクにさらされていると言ってもいいだろう。あなたが脅威と思っているそれらを、どう捉えて対処するかという根本的な視座が全く異なっているけれども、どちらが正解とかでは今のところ不明だということだね。ただし人類の対策のコストは、自然界の生物に比べると遥かに大きいといことは言っていいだろう。
人間関係
これはすべてにおいて言える一つのポイントだと気づくだろうか。鉄壁の守りが最大の攻撃だとされてきた現代において、実のところ守らないという選択肢もあるということだ。そんなことすればいとも容易くやられてしまうという思い込みが、実のところ本来のしたたかさを失っているとも言えるね。とにかく守りが大切だし、未来予測的な備えは肝心だとされてきた。そしてそのおかげで助かったこともたくさんあっただろう。その一方で、単に受け流していても、なんと絶滅するどころかますます反映している生物がいることも事実だ。あなた自身という自我は、他の誰でもないあなたが一番だし、あなただけが生き残れるようにしか考えない。ところが自我さえなければ、誰かが生き残ればそれで十分だという戦略が取れ、それは馬鹿に出来ないぐらいうまくいっているわけだね。さらに言えばあなただけという特別視が、あらゆるトラブルの原因となっているかもしれないね。
