飛べるよ

日々

空を飛ぶ夢

人は鳥のように空を自由に飛べないね。ないものねだりだけれど、だからこそどこでも飛び回れる能力に憧れてきた。その飛びたいという強い想いが今は目の前の現実として現れているね。初めてジェット機に乗り込むときに、そばでみたらとても大きい機体にびっくりしたことがあるんじゃないかな。こんな大きな金属の塊が空を飛ぶなんて信じられない、というあなたの小さな確信なんて吹き飛ばすようにどんどん離陸していくね。人はいずれ空を絶対飛べると信じたからこそ、今や一番安全な乗り物として世界中を飛び回っている。そういう現実が目の前に広がっている。それでも乗るときに近くでみると、この大きな塊がスイスイと空を飛ぶなんてすごいなぁ、とつくづく思ったりしているよ。

最初に信じる

あれこれ疑いを持って、なかなか信じて任せられない。そう、信じることっていうのは、もう何もかも一切おまかせしますというモードのことだね。でも普段から疑い深いあなたは、到底手放しで信じるなんて目隠しして綱渡りするぐらいの恐怖が襲ってくるよね。まさに無条件に信じるなんて「信じられない」よね。でも現代社会ではそうも言ってられないから、例えば新幹線に東京から乗ったら大阪には約2時間半後に到着するね。そこは無条件に信じているね。そして車内に乗り込んで座席に座ったら、すごいスピードで走っているにも関わらず、全く好きなことをしたりして過ごしている。まるっきり信じて任せているからだよね。よく考えてみると、毎日の暮らしの中で、信じて任せているものって疑い深い人でも結構多いんだよね。だって社会の今ある仕組みや制度を疑い始めたら、たぶん一歩も外を歩くことなんてできなくなるからね。

信じたことが現実

そうして、信じて任せて毎日を過ごしている。手放しで信頼しているからこそ、なにか些細なトラブルには敏感になってしまうね。でも飛行機が安全にとても信じられない速さで飛び交って、どこかの空港へ着陸することをやってのけているのと同じで、コンビニの店員さんが商品を間違えずに品出ししているのも同じぐらいの奇跡なんだよね。どちらも信じられないほどの正確さをそこに実現している。そこに少しの綻びが見つかった途端にやっぱり「信じられない」ものとして目の前に現れる。今目の前で起こっていることはすべて、「信じられない」を信じた結果の映像ってことだよね。要するにあなたが信じたものが現実となっているわけだね。

不安のもと

信じられないから不安になる。信じて任せば不安はなくなる。不安を取り除くのはそれしかない。というかそれだけでいいんだよね。信じられない気持ちはどこからくるのか。信じられないと思っているのは誰か。それに気づけば、人生の不安の一切はなくなるね。むしろ何かをどうしようとか、そんなこともすべて「お手上げ」状態になる。もう、信じて任せるしか方法がなくなる。そうなれば、他のできることを探し始めるよね。それは「開き直る」とも言われるけれど、突き詰めてみると人生はそれしか「できない」んだよ。え?マジ?と思ったあなた。それ以外何かができると思っているけれど、それで結局どうなった?余計に不安になったんじゃないかな?いいお話があれば、ぜひ今度お聞かせくださいな。