感じるがまま
できないこと
できることと、できないことがあるね。もちろんやってみないとできるかどうか分からない。なのに、多くの場合、まだやってもないのにその判断を下しているね。本来は、一度やってみて、あ、こりゃ無理だと初めて気がつくはずなのに、何故かやる前から逡巡して身動き取れなくなっている。それは、例えば過去の経験から類推してるとか、似たような経験から気分が乗らないとか、できない理由ばかりはどんどん見つかるね。だから、まだ一ミリも動かないうちから、できないと思い込んでしまっているね。大事なことだからもう一度言うよ。やってもないのにできるかどうかなんて、神様でもわからないよね。
ほら、やっぱり
そうは言うけれど、やらないままでもこれまでの経験から全てが分かるなんて思っているよね。大抵の人はそれを基準にして、やる前に、やれるかどうかをわかった風になっている。まぁ、それだけならやらないという選択も簡単だよね。何も変化もない。ただ、困ったことにできないと思っていることを期日までにやらなきゃいけない時に、あなたは頭を抱えて悩み始めるね。しまいにはなんでこんな目に遭わなきゃいけないんだと怒り出してしまう人まで出てくる始末。どうもこうも、まだ何にも動いてもいないのにね。目の前にご馳走が用意されているのに、食べ物をキョロキョロ探して腹が減ったと騒いでいるような、とても滑稽な姿に見えるね。
小さく取り掛かる
繰り返すけれど、できないことはできなくていいんだよ。まずは何ができるかを探してみるといいね。それは直接関係ないことでもいいんだよ。今ここで、できることを始めてみる。もし、それが容易くできたなら、次のステップに進んでみよう。幸運にもそれもできたなら、また次のステップにと、ちっぽけなことからやり始めてみる。結果、ほら、やっぱりできない、となっても、それで十分なんだよ。というか、それしか方法はないね。もう一度言うよ。できないことはやらなくていいんだから。当たり前すぎるね。
できないことは可能性の塊
あなたは、すぐその場で結論を出そうとするね。その癖を捨てれば良いだけだよ。そもそも、やったことないことが急にできるようにならなきゃいけないと言う前提が無理すぎるよね。誰もが初めは初心者だし、いきなり達人になんかなれるわけがないよ。だからこそ、できることから始めるし、その上で小さな挑戦を繰り返すことで、それが明日の自分を創り出すんだよね。そんなに焦らないで落ち着いて気楽に向き合えば良いだけだね。他人の目とか評価とか、失敗するとかっこ悪いとか欲張りすぎるから、自ら墓穴を掘って落ちているだけなんだよ。わざわざね。それができるんだからたいしたもんだよ。能力は十分に秘めているね。できないことっていうのは、実はできるようになる可能性は無限大なんだからね。