世界を変えるには
小さな変化
現状を打破して、ちょっとした変化を目指すなら、普段何気なく見過ごしているようなちっぽけなことを変えてみよう。例えばすぐに「すいません」なんて言葉が出る癖があるのなら、それはどこかで自分をごまかしている言葉かもしれないね。道を譲ってくれたときに、思わず「どうも、すいません」なんて言っている。何かしてくれたことに対しても「どうも、すいません」と同じ言葉がつい出てくるのなら「すいません」を「ありがとう」に変えた方がいいね。きちんとその場で言葉化してはっきりと感謝を表すようにしたらずいぶん人生が変わるんじゃないかな。え、そんなことで人生が変わるのかって?それが大きく変えることができる方程式なんだよ。
現実は計算結果
そんな誰も気にも留めない、小さなことを変えたところで何も変わらないと思い込んでいるね。でも、逆に自分の心の向きをそうやって変えることもできないのに、大きな変革や現実を変えることなんて遠い話になってしまうよね。現実はこれまでの心の向きが創り出したもの。ということは、心の向きが変わらないと現実は変えようがないね。だから、今何ができるかというと、ちっぽけだけど大きな一歩でもある、普段の何気ない綻びを治していくことが、実は現実を変える起爆剤となるわけだね。
現実を変えるには
心が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
なんて野球の野村監督の言葉があるね。至言だと思うよ。端的に言えば心が変わると現実が変わるってことを表しているね。ついつい普段は何か悪いことが起こるとその原因を何とかしようとしている。悪いやつは誰だ、犯人は誰だ、なんてね。でも違うんだよね。現実を変えようとしても何も変わらないどころか、さらに悪化することは体験上何となく気がついているんじゃないかな。そう、先に現実を変えようとしたり、失敗した人の心を正そうとしたりしてしまう癖があるね。それはすべて方法が違っているし、そうしてもうまくいかないことはもうすでに知っているね。先に自分の心が変わってから、その後現実がちょっと遅れて変わるっていう原理原則を忘れてしまっている。だから現実の上での犯人探しはあんまり意味がないんだよね。他人の心なんて見えないし、わからない。わからないことは変えることはできない。何を変えられるのかっていうと、結局は自分の心を変えるしか方法はないね。
どうせ思考
どうせ現実なんて変わらないし、どうせ失敗すると思うとき、その「どうせ」はどこから来ているかな。それは過去の経験から来ているね。たぶん同じようなことでひどい目にあったんだろうね。もしくは、まったく失敗して辛い思いをしたんだろう。それを思い出しているから「どうせ」という過去の言葉が出てくるわけだね。この時の思考の流れを考えてみよう。過去の経験から今、そしてどうせ失敗する未来という流れになっているね。でもあなたがお腹が空いたときにキッチンの冷蔵庫に行くという行動はこれとは真逆になっているね。お腹が空いたから何かつまもうとイメージしている未来、そしてキッチンまで歩いてきた、そして食べ終わって片付けている。この流れは未来のイメージから今に行動を起こしているね。行動は未来のイメージが先なんだよ。まだやっていないけれどやろうとしている未来を目指して、人は行動を起こすね。その積み重ねが現実を創り出し今が結果として出力されているんだよ。だからこそちっぽけでも心の向きが変わることっていうのが、現実を変える起爆剤になるんだね。