がっかり
こんなはずじゃなかった
予定は未定とよく言われるように、思った通りにならないことの方が多いね。どうやらこれまでの体験から、ほとんどのことがそうみたい。思った通りにいくことの方が奇跡に近くて、ほとんど多くの場合は思った通りにならないということだね。そうであれば、どっちが当たり前というか日常と呼べるのは、思った通りにならないということになるね。しらずしらずのうちに思った通りにならないことが悪いことのように思っているけれど、実はそっちのほうがはるかに日常のことであるということだよ。その事実を見れば、こんなはずじゃなかったのにと落ち込む必要はどこにもないよね。むしろその方がいつも通りということ。普通に日々が過ぎているだけのことに、いちいち落ち込む必要はあるのかな。
うまくいかない
どうもうまくいかないというのも同じだね。うまくいかないことが普通ならそうだし、失敗なんて絶対しない事としていつもそうしているのかによるね。いつもうまくいかないのに、うまく行けばそれは奇跡だし、いつもはうまくいくのに、たまたま今回だけはうまくいかなかったというのであれば、失敗が珍しい奇跡ということになるね。うまくいかないという思いはどっちから来るのか。そこをまずは見極めて2つの意味があるってことに注意しないといけないね。ああ、今回だけはうまくいかなかった、いつもはうまくいってたのに、なのか、いつものようにうまくいかないな、いつになったらうまくいくようになるのかな、という場面においての「うまくいかない」は全く意味が違ってくるね。
思い通り
心の奥底で「思い通りになること」を欲している。だからうまくいかなかったとき、こんなはずじゃないとなる。でも、それが突飛な話でやったこともないのにそう思っているとすれば、思い通りにならないことが苦しみにはならないね。いつもの通りということになる。そもそもいつもの通りにできること自体も「有り難い」ことだよね。ということは、根本的に考えると「思い通り」にならないことが当たり前の日常なのに、手慣れたそれは奇跡的に「思い通り」に操ることができるということ。もうそれは世間から並外れた匠の技といっても過言ではないことだね。もしあなたに思い通りになることが一つでもあるなら、それだけですでに手品師よりも奇跡を起こせる力があるってことだね。それ以上何を求めているのかっていうことになるよ。