あなたの大きさ

日々

ちょうどいい

これほどたくさんのものに囲まれて暮らしているけれど、あなたの身の丈にあったものはとても手に馴染むね。もう数えきれないほどの製品に囲まれて日々を暮らしているけれど、大きすぎても小さすぎても使いにくいね。そこであなたはちょうどいいものを探すんだけれども、なかなかぴったりというか、しっくりくるものがないね。起業家には、そういうところにビジネスチャンスがあるんだと言われるんだけれども、それだけ溢れるもの以上に千差万別の好みがあるってことだね。まぁビジネスにするかどうかは別にして、これだけ物が溢れている時代なのに、どうしてあなたにとってちょうど良いものってないんだろうね。まさに「帯に短し襷に長し」とは先人たちはよく言ったものだね。

何と比べる

全てはあなたの内側の基準と比べることで、そのものの価値が決まるんだけれど、その基準がよそにあってはいつまでもしっくりくるものを手に入れられないね。無意識のうちにあなたの基準ではなく、誰か他人の基準で選ばされていることに気がついているかな。溢れる情報によっていつのまにかこれが良いものと押し付けられてしまっている。だから、これがベストだと思った選択がいつまでもなんか違うという違和感を感じているんだよ。ついには、あなたの基準を捻じ曲げて他の誰かの基準に合わせようとさえしてしまっているね。世間からあなたはズレているから修正しなくてはと思い込んで、何とも言えない暗い感情を引きずっているんじゃないかな。

偶然の出会い

そんな中でも、直感的にこれだと思うものに出会ったならば、まさにそれがあなたのものとなるね。でも次の瞬間にあなたは考えてしまうね。いや、他にもっと良いものがあるはずだなんてね。そこで探し始めたらいつもどおりだね。本当はあなたの基準はあなただけしかわからないものだから、そもそも他と比べようがないんだよ。あなたの人生を揺るがすようにあらゆる方向からいい人がいつも巧みに語りかけてくるけれど、それに惑わされてはいけない。大事なことなので繰り返すけれど、それは誰とも比べようがないという事をしっかりと覚えておこう。それだけで軽やかに日々を過ごせるようになるからね。ほら、またいつもの癖が出てすぐにあなた以外とを比べているよ。そんな操り人形から脱却しなきゃ、また違和感に苛まれる日々に逆戻りしてしまうからね。あなたは今のあなたのまま、手に馴染むものであればもうそれで十分だよね。そう思って身の周りを改めて見渡すと、何も足りなくない。すでにあらゆるものを持っていることに気がつくはずだよ。