健康

日々

健康診断の傾向と対策

健康診断とか血液検査とか毎年受けている人は多いかな。例えば嫌でも学校や会社で受けなきゃいけないようになっているね。フリーランスや個人事業主の場合も国民健康保険での健診かな。まぁ、検査することが当たり前になりつつある。なぜか健康診断の前だけ健康的な食生活をしたりする人もいるね。まるで学生時代のテストのように、数値が正常範囲になるように様々な対策をしているね。健康かどうかを調べる健診なのに、正常値の数値に向けて対策するなんて本末転倒も甚だしいよね。その背景には何があるのかな。テストを常に受けていた義務教育で受けた学校の影響が大きいかもしれないね。

医療側の問題

それほどまでに数値にこだわっているのはどうしてだろうね。それは基準値が設定されているからだね。テストで言えば合格点みたいなもの、そう捉えている人が多いんじゃないかな。基準値の場合は設定された数値よりコンマ1でも差異があれば赤くなって異常値になってしまうね。もちろん、最近では軽度異常とかいう言葉で説明されるようになったけれど、このままの生活を続けていると近い将来必ず病気になりますよと診断されてしまう。だからコンマ1の数値がとても重要な意味を持つことになってしまう。医療側もその差異に目をつぶるわけにはいかないという問題を抱えているね。数値が少しでも基準値から外れているのに、治療しないという選択肢はないからね。そういう状況だからこそ、数値がとても重要な意味合いを帯びてしまっている。で、そのための対策を講じる人がたくさんいるわけだね。

治療放置、治療中断

健康診断で、突然基準値から外れていると指摘を受け、治療を開始したはいいけれど、それは治すための治療ではなくて基準値に抑えるだけの投薬を受けているね。先生、これはいつ治りますか?と問えば、お薬を飲んでいるから基準値に収まっています、それを続けていきましょうと回答を得る。その瞬間にあなたは全てを悟る。そう、基準値を維持するためには薬がずっと必要になるということをね。先生、基準値はどうやって決まっているのですか?と聞くと先生もよく知らないと答える。おそらく平均をとったのでしょうねと。いろんな研究と治験によって得られたデータをもとに算出しているそうです。なるほど、その数値から外れると異常と名づけて病人が出来上がるわけだね。しばらくは脅かされて通院するけれども、やがて行かなくなってしまう人がほとんどなんだってね。それが問題視されているらしいね。でも医療ってまずは人に寄り添うことが基本なんじゃないかな。知らんけど。