軽さ

日々

身軽さ

フットワークが軽いというか、身軽に動けると毎日はキラキラ輝いて見えることが多いね。一方で動き出すのが重くて遅いと何をするにも億劫になる。だから常に軽やかに整えることがおすすめされているんだよね。これは特にダイエットして痩せなさいという話ではないよ。物理的な体重が軽くなって身動きが軽くなるっていう効果よりも、いつも最初の一歩を踏み出せないその重い心を軽くしたほうがいいってことだね。目の前に幾度となく訪れるチャンスやきっかけに、ひょいと気楽に乗ってみるということを繰り返して、まるで波乗りそのものを楽しんでいるサーファーのように動き出せると、楽しくて充実した瞬間がそこにあるってことだね。特に現代のように大波がやってくるような変化の激しい時代には、その波を乗りこなせるか否かで生き残れるかどうかという話になる。まぁ、ちょっと大袈裟に感じるかな。

鈍重さ

本来はそういう身軽さというか、軽いノリですいすいと過ごせるはずなのに、それを邪魔しているものは一体何だろうね。いつも何をするにも気が乗らない。どうせうまくいかないとか、それをやったところで何のメリットがあるんだとか、損得勘定や好き嫌いや良い悪いという回路が働いてしまうからだね。その回路は実は安全装置にはなっているね。なんでもかんでも面白がってやってみるというのは、一方でリスクがそれだけ大きくなるということだね。だから失敗して何ともないことならいいけれど、怪我したり時には命に関わることなんかは慎重になったほうがいい。でも最近では命に関わることはともかく、そうでないことでもリスクを大袈裟に恐れる傾向にあるのはどうしてだろうね。このままでいい、変わりたくないという、変化を嫌うことは安全装置なんだけど、その装置がとても強力になり過ぎているのは、おそらく自己意識がどんどん膨らんで大きくなりすぎているんだろうね。その結果リスクはすべてコントロールできると勘違いしている。もうすでに人類は自然を超越した存在になってしまっているね。

必要なものだけ

最近ではミニマリストとか言って、生活に必要最低限のものしかもたない生活スタイルが流行っているのかな。とにかくものをたくさん持つこと自体が、行動を制限する足枷になるという考え方だね。余分なものをすべて排除して空間を大切にすることで、あたらしいものを持つことができる余裕というか、可能性を大きくするっていうことだね。カバンの中にあらゆるものを詰め込んでいると、とても素敵なお気に入りのものにばったりと出会ったとしても、あなたのカバンにそれを入れる空きはない。だから常に空っぽに近くしておくことで、チャンスを逃さない準備をしているというわけだね。小ささや軽さというだけでなんだか心が軽くなる感じがするのは、その可能性の枠が広がったからだよね。何かを得るためには何かを捨てる必要があるんだけれど、捨てるということはあなたの心との葛藤が必要だから面倒だと感じることが多いね。それならそのままにしておこうと思う気持ちが働いて、結局は思っているだけで何も行動に移せなくなっているね。いつものことだね。だからまずは心を身軽にしよう。気持ちの断捨離をすることで、心に空間を持つと、大きなうねりの波がやってきても何とか乗りこなすことができるようになるからね。そんな執着を捨てるにはあなたを特別視しないことから始めようよ。