終わり始まり
始まり
いつからそれが始まったのかとふと気になって思い出してみても、ちょっと記憶がぼんやりして思い出せない。最近新しく始めたことははっきりと思い出せるけれど、なぜ始めたのかと問われると実は何となくそうなっただけで明確な理由はありそうでなかったりもするね。ここからよーいドンと始めたことってそれほど多くないね。初めはそんなつもりでやってなかったけれど、気がついたら今の形になって続いている、そんな感じが多いんじゃないかな。もう随分も続いていることほど、始まりが明確にはなってなかったりするね。
終わり
さて、いずれ終わるとしたらどう終えるかな。はい、ここで終わりましょうと決めてもその通りにならないことが多いね。何か特別の理由があるならば期限が必然的に決まるけれど、今せっかく楽しんでいるのに、それを終えることを考えるなんてちょっとできないかもしれないね。ようやくここまでかかって充実して軌道に乗ってきたところなのに、それをどうやめますか?なんていう質問を誰かにされたとしたら、あなたは気分を害するかもしれない。でも、なんとなく知っていて見ないふりをしているけれど、永遠には続けられないことは知っているね。だからいずれは終わるのは避けられない。だから、それをどうやめますか?という質問は特に変でも意地悪でもないんだけれどね。
いつまで
いつまでそこにあなたはいますか?という質問もそうだね。それを聞いてあなたは憤慨するかもしれない。これもずっとそこにいるつもりだと答えたところで、ずっとは無理だということを知りつつ答えている。そう、そこにいることはずっとはあり得ないね。あなたはそれを知っている。知っている質問だからこそ心が乱れるかもしれないね。そう、すべては消える存在ということ。あなたもあなたの周りの世界も例外なく消えてなくなる。だからこそ、いつまでという期限を区切ることは大切だね。それともう一つは、どう終えるか、どうやめるかということを楽しく続けているうちに考えることが今ここを精一杯楽しむことなんだよね。そこに蓋をしていては、楽しい時間を無為に過ごしていることになるよ。それを考えずに続けることも選択だけど、さらに楽しむために続けている今しか、どう終わるかということを考えるチャンスは二度とないんだよね。